[gtranslate]
高羽そらさんインタビュー

これでこそ映画!

午後から雨の予報でした。先日は雨で苦労したので、今日は傘を持って外出。でも雨どころか真っ青な空ばかり。太陽が眩しくて、上着を脱ぐほど暑い気温でした。

 

自宅に着く頃に少し雲が出てきましたが、結局は晴天のまま帰ってきました。だけどそれから一気に雲が広がり、午後3時頃から雨が降っています。今日はラッキーな外出でした。

 

JR六甲道駅近くの銀行の前で、面白いゆるキャラを発見!

 

IMG_3305

 

 

名前はわかりません。『振り込め詐欺』に注意するよう呼びかけるチラシの入ったポケットティッシュを、警察官の人たちと一緒に配っていました。カメラを向けるとポーズを取ってくれますので、撮影させてもらいました。

 

年末ですから、強盗等が発生しやすい時期です。そして今日の15日は年休支給日ですから、年配の方に注意を呼びかけることが目的でしょう。被害状況が随時報道されているにも関わらず、いまだに被害に遭う方がおられます。こうした啓蒙は、どんどんやるべきですね。ゆるキャラに入っている人も、夏に比べたら少しは楽でしょう。

 

さて、格安で借りてきた映画を観ています。先ほど見終わった映画です。

 

164234_02

 

 

『ソロモンの偽証」という映画です。ことしの3月に前編、そして4月に後編が公開されました。どちらも2時間を超える大作です。昨日の午後前編を観て、今日の午後に後編を観ました。

 

宮部みゆきさんが書かれた原作は読み、感想もブログで書いています。単行本1冊が600ページ近く、全部で3部作になる大長編です。原作を初めて読んだ時は、そのストーリーの意外性に驚き、素晴らしさに言葉を失いました。映画化されているのは知っていましたので、とても楽しみにしていた作品です。でも心配もありました。

 

映画には『尺』という避けることのできない制約があります。どれだけ長くても、3時間を超える映画は現実的ではありません。ですからこの物語を映画化するとしたら、最低でも3本の映画が必要だと感じていました。それほど内容が深くて濃いのです。でも前編・後編の2部構成だと知って、どのように映像化されているのか心配でした。

 

しかし私のそんな心配は取り越し苦労でした。心からこの映画の製作者に拍手を送りたいと思います。とても素晴らしい映画に仕上がっています。特に後編の構成は見ている人間をぐいぐい引き込んでいきます。原作を読んだ時以上に泣いたかもしれません。主人公の中学生たちの心模様が、痛いほどに伝わってきました。

 

私は小説が映画化された時、ついついどちらが素晴らしいかを判断してしまいます。原作がいいとか、映画が原作を超えたとか。でもこの作品については、そうした判断が的外れであることを思い知らされました。原作は小説の素晴らしさが完璧に表現されています。そして映画は、映画でしかできないことを見事にやりきっています。これでこそ映画! そう叫びたくなる内容でした。

 

もちろんストーリーはかなり変更されています。人物の背景も原作には及びません。自殺した柏木卓也という中学生の兄は、原作では物語の大切な部分を支えています。でも兄は映画に登場しません。弁護士の助手を務めた野田健一という中学生は、両親を殺そうとした心の闇を抱えています。でも映画では、人のいい少年として描かれているだけです。

 

被告人である不良の大出という少年の二人の仲間も、原作では大きな役割を持ってきます。でも映画ではチラッと出てきた程度です。主人公の藤野涼子に関しても、彼女の葛藤や苦しさが原作では映画以上に克明に描かれています。

 

しかし映画でそこまで表現するのは無理です。カットせざるを得ません。けれどもこの映画の素晴らしいところは、そうしてカットされた部分を補うどころか、原作を超えようとしていることです。脚本がいいのでしょう。そして動画という武器をフルに活用した結果だと思います。

 

そしてキャスティングも見事でした。藤野涼子を演じた女性の演技は秀逸です。原作から飛び出てきたとしか思えません。この女優さん、そのまま芸名を藤野涼子にされたとのこと。まだ15歳ですが、いい女優さんになると思います。

 

他の俳優さんも素晴らしい。校長役の小日向文世さんの演技に泣きました。涼子の父を演じた佐々木蔵之助さんも良かったなぁ。その中でも私が最も気に入ったのが、嘘の告発文を書いた三宅樹里を演じた石井杏奈さん。あの屈折した難しい性格の人物を、見事に演じておられたと思います。その樹里の母親を演じた永作博美さんも素敵でした。

 

今年の報知映画賞で作品賞を受賞したのは当然でしょう。藤野涼子さんも新人俳優賞を受賞したとのこと。年明けの日本アカデミー賞でも、栄冠を勝ち取るかもしれませんね。本当に素晴らしい映画でした。

 

『夢で会える 体外離脱入門』は在庫僅少ですので、お求めの方はハート出版さんや書店に問い合わせてください。Amazonでの注文はこちらです。

 

『ゼロの物語』3部作は電子書籍のみの販売となりますので、こちらのホームページから販売サイトに行ってくださいね。

 

 『STORY OF ZERO   BOOK Ⅰ 〜ENCOUNTER〜』は全世界のAmazonで配信中です。日本のAmazonはこちらです。

Diamondo Blog イチオシ芸能ニュースもっと見る

ピックアップブロガーもっと見る


インタビュー特集もっと見る

 

高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

プロフィール画像

高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

プロフィール詳細 »

読者になる

このブログの更新情報が届きます。

高羽そら|たかはそら(作家、小説家)カレンダー

2015年12月
« 11月   1月 »
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031  

高羽そら|たかはそら(作家、小説家)アーカイブス

高羽そら|たかはそら(作家、小説家)QRコード

ブログモバイル版

高羽そら|たかはそら(作家、小説家)オフィシャルブログ
http://www.diamondblog.jp
/official/sora_takaha/