夢の中の自転車
昨日のブログで書いたように、一つ仕事のキリをつけました。ということで、今日のランチは久しぶりの外食。イタリアンのメニューを適当にチョイスして、美味しい赤ワインをいただきました。
その前にプラプラ散歩をしていましたが、今日はかなり暖かく感じました。一週間ほど前は強烈な寒波で九州は大雪。神戸は雪こそ降らなかったものの、最低気温は氷点下でした。その寒さの余韻が残っていたので、かえって暖かく感じたのかもしれませんね。
梅が綺麗になってきました。散歩していると、蕾の膨らんだ梅の木をいくつも見かけます。来週からは2月ですものね。春はすぐそこです。
自宅に戻ってからは、録画しておいたデヴィッド・ボウイの追悼番組を見ました。『ジギー・スターダスト』という有名なアルバムがあります。私も彼の作品では最も気に入っているアルバムです。
そのアルバムが完成するまでの過程を、当時の関係者にインタビューした番組でした。いろいろな裏話が聞けて、とても面白かったです。そのアルバムはデビューしてから5枚目ですが、それまであまり売れていませんでした。
世界で最も影響を与えたロックミュージシャン、と言われるデヴィッド・ボウイでさえ、当初は鳴かず飛ばずだったのです。それでも彼は諦めることなく、次々と新しいことにトライしていきます。『ジギー・スターダスト』のツアーがスタートした直後でさえ、バックバンドのメンバーは失敗するだろうと感じていたそうです。まさに「乗るかそるか」、「一か八か」の状態でした。
それなのに、そのツアーで伝説を作ります。もちろん表に見えない圧倒的な努力があったからこそ、達成できたことでしょう。でもその前に諦めなかったからこそ、つかんだ栄光でもあります。とても勇気がもらえる番組でした。
さて、まったく話が変わりますが、私はよく自転車の夢を見ます。これは明晰夢ではなく、普通の夢の場合です。
夢の世界でどこに移動する時でも、なぜだか自転車なのです。だから時には峠を越えることもあって、必死でペダルを踏みます。いわゆるママチャリという自転車ですから、はぁはぁと息を弾ませて目的地を目指します。
でも現実世界で自転車に乗ったのは、もう10年以上前が最後です。京都の祇園の芸舞妓の事務所で働いていた時、銀行へ行くのに事務所の古い自転車に乗っていました。ですからその事務所を退職して以来、自転車には乗っていません。
でも、なぜ夢ではいつも自転車に乗っているのでしょう?
今朝も自転車の夢を見たので、目が覚めてから考えていました。
初めて自転車に乗れるようになったのは、幼稚園の頃だったと思います。おそらくその時の体験が強烈だったのでしょう。
それまでは、自分の足で歩くか走るかしなければ移動できません。ところが自転車に乗ることで、移動できる世界が大きく広がります。徒歩では到達できなかった未知の世界が、現実となって目の前に具現化します。自分にとって自転車は、世界が広がることの象徴なのかな、と感じました。
小学校5年生の時だったと思います。京都の山科から九条山を超えて、銀閣寺方面に向かいます。そのまま北に進み、八瀬から峠を越えて滋賀県まで抜けます。そして琵琶湖の湖西を走って逢坂山を超え、山科に戻ってきたことがありました。学校が終わってから、夕方までの出来事です。それもママチャリで。
京都の土地勘がある方なら、それがどれだけすごい移動距離なのかわかっていただけると思います。それほど、自転車によって世界が広がったわけです。
もちろん高校生になってバイクに乗ったり、自動車に乗ることでさらに世界が広がりました。でも、徒歩しか知らなかった子供が自転車を知った時のパラダイムシフトは、私の人生において最大のものだったのでしょう。だから今でも夢で自転車をこいでいるのです。
自転車は、私にとって世界を広げよう、という意識の表れかもしれません。常に新しい世界へ向かって、ペダルを踏み続けているように感じます。
でも今朝は朗報がありました。
なんと夢の中の自転車が進化したのです。ママチャリではなく、変速機が着いているサイクリング車に変わっていました。ですから今まで必死だった坂道を、今朝は楽々と登っていました。もしかすると、古い壁を超えたのかもしれませんね。
次に目指すのは、電動アシスト自転車ですね〜〜!
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