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高羽そらさんインタビュー

アイデンティティーなんて幻想

昨日と同じように、空がもやっている神戸です。でも朝からずっと晴れの天気が続いていて、気温もそこそこ上がっているようです。今日は外出していないから、よくわからないのですけれどね。

 

テレビで少しだけ東京マラソンを見ました。東京もマラソン日和の天気だったようです。3万7千人もの人が参加するマラソン大会ですから、運営されている方も大変だったでしょう。無事に終わったようで何よりです。

 

今日は2月28日。昨年なら2月の最終日ですが、今年はうるう年です。だから明日もまだ2月。とっても得した気分です。

 

なぜなら必死で『妖精からの招待状』のリノベーションに取り組んでいるからです。自分が決めた期限が一ヶ月を切ったので、エンジンをフル回転しています。ですから1日でも余分に多いと思うだけで嬉しく感じます。

 

でもいつも疑問に思いますが、どうして2月だけ28日なのでしょう? 他の31日の二つを30日にすれば、2月も30日にできますよね。うるう年だけ31日にすればいい。そうすれば1年を通じて30日か31日の月が続きます。でも2月は28日。不思議だなぁ。ネットで調べたらその由来がわかるのでしょうが、面倒なのでやめておきます。また暇な時にトライしてみましょう。

 

さて、たまには夢の話でも書きましょう。相変わらず日常的に明晰夢を見ています。でも最近は夢を作り変えることをやめて、その世界を観察するようにしています。夢だと気付きながらも、気づいていないフリを続けています。

 

そんな客観的な視点を保っていると、面白いことに気がつきます。それは夢の世界のアイデンティティーが、意外にリアルであることです。普段の現実世界からすればまったく存在しない夢の世界ですが、意外にもその中の自分のアイデンティティーは、その人物的背景がしっかりしています。

 

今朝の夢は、職場の同僚たちと食事をしていました。4人でテーブルを囲んでいましたが、上司だったり同僚だったり。名前も知っていますし、顔もよく知っています。もちろん相手も、自分のことを知った上で会話してきます。

 

ところが夢によくありがちですが、現実世界ではまったく、完璧に、見事に、知らない人たちです。顔が似ている人物さえ思い浮かびません。さらにそのお店は常連でして、いつも頼んでいるメニューです。いつもより大根サラダが分厚いな、と思いながら食べているくらいです。でも現実世界には存在しないお店です。

 

そして何よりも今朝の夢で驚いたのは、私が女性だったことです。夢の中の私の背後で「高羽そら」という男性の意識が観察しています。でもその夢の私は明らかに女性なのです。夢だとわかっていながら、とても不思議な気分でした。

 

朝になって起きると、彼らの顔も名前も思い出せません。「高羽そら」の意識が優位に立つだけで、文字どおり夢のように消えてしまいます。もちろん夢の中の自分の名前も経歴も思い出せません。それは夢の世界の中でだけ、リアルに感じられるものでした。

 

あれほど強固なリアリティを持っていた夢の世界のアイデンティティーが、目が覚めるだけで幻想となって消えてしまいます。笑ってしまうほど、存在感がありません。でも夢の中では、そのアイデンティティーを間違いなく自分だと信じていました。

 

これって裏返して見れば、この現実世界にも当てはまるのではないでしょうか?

 

私が信じている「高羽そら」というアイデンティティーは、この世界の夢から覚めたら幻想となって消えてしまうのではないでしょうか? 

 

明晰夢を見ていると、よくそんなことを考えます。夢の中ではたくさんのアイデンティティーが存在していて、夢を見るたびに違う自分がそこにいます。でもそれは一種の思い込みのようなものです。数え切れないほど明晰夢を見ていますと、この現実世界でも同じ仕組みが働いているように感じます。

 

私たちが必死でしがみついている『自我』というアイデンティティーは、単なる思い込みかもしれませんね〜〜!

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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