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高羽そらさんインタビュー

スピリチュアルな言葉の罠

今日も暖かい日です。我が家の赤ちゃんサボテンも、今日から肥料をあげました。冬の間はちょっとした休眠状態ですが、ぼちぼち活動してもいい気温になりましたからね。夏にかけてぐんと成長して欲しいです。

 

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昨日の散歩中に見つけた梅の大木です。素晴らしい枝ぶりですね。いよいよ本格的な春です。

 

そんな春らしい土曜日ですが、今日は引きこもり。朝からこの時間になってもパソコンに張り付いています。今月いっぱいはこんな状態が続きそうです。でも時間をやりくりして、春を楽しむことも忘れないようにしたいと思っています。今年の春は、今年しかないですからね。

 

さて、最近は新書が多いせいもあって、ほぼ1日1冊のペースで本を読んでいます。小説だとはそうはいきませんからね。昨日も1冊読了しました。スピリチュアル系の本でした。でも紹介しません。うまく説明できませんが、最悪な本でした。

 

なぜ最悪なのか?

 

それは言葉や文字だけで語られている内容だからです。スピ系の本のなかでも、意識の覚醒について書かれた本でした。著者は外国人の女性で、セミナーも各地で開催されています。

 

本全体に目を通しました。他人を扇動するようなことや、いい加減なことが描かれているわけではありません。むしろ文字だけを追いかけていたら、なるほど、と感じることがたくさん書かれています。

 

でもそこに書かれている言葉と著者が剥離しているのです。言葉だけが浮き出していて、勝手に踊っています。とても耳障りのいい言葉が連なり、何かを知ったような気になります。素晴らしいことを教えてもらえたような「気」がします。

 

でもそれはこの著者の言葉ではありません。他の誰かの言葉や著作から引っ張り出してきたものだ、と明確に感じました。耳障りのいい言葉を寄せ集めて、それらしい雰囲気を装っているのが見えてしまいます。体験が伴っていない言葉の羅列に、私の心は何も反応しませんでした。

 

実はスピ系の著作やブログには、こうした文章が多いのです。ある程度の本を読んで知識を積み重ねている人なら、それらしい言葉を紡ぐことはできます。特にスピリチュアルに関する言葉は、そうした雰囲気を強く持っています。それに流されてしまうのです。

 

本人も意識していない場合が多いと思います。そうした人は自分の理想の状態を常にイメージしていて、それを言葉で引き出しています。でもそれはイメージでしかなく、今のその人の状態を示していません。それをモロに感じる本でした。

 

そうした文章に特徴的なのは、「今のままではいけませんよ」というスタンスです。先に理想の世界を描き、そこに至っていない今の自分を否定するように仕向けます。そして私の言うように行動すればその理想に近づける、という論法になります。セミナー等でもよく使われる手法です。

 

別の例もあります。「こんな新しい事実があります。これは誰にも話していなかったことです。それをこのセミナーに参加したあなた、個人セッションを受けたあなたに教えましょう」というパターンも多いですね。そして他の人に、その内容を公開しないように制限をかけたりします。選民意識を持たせるためです。

 

「今」を否定することから何も生まれせん。「今」は受け入れるためにあるものです。それを認めたうえで、次の行動に移していけばいい。まずは今の自分をありのままに受け入れることが必要です。そしてこの世界に隠された真理などありません。すべての真理は開かれています。特定の誰かしか知ることのできないものは、真理ではありません。

 

耳障りのいいスピリチュアルな言葉の罠には、十分に注意するべきです。そうした罠にはまってしまうと、何かを知ったような気がするだけで、実は何も変化していない自分がいつまでも続きます。そしてセミナーに通い続けます。

 

そうした言葉を見分ける唯一の方法があります。それは行動に移すことです。どんなこともやってみなければわかりません。言葉や文章は、その手がかりになるだけです。いつもそう意識して、スピリチュアル系の本を読むようにしています。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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