あれから1年が経ちました
朝から冷たい雨が降っていた神戸です。朝起きてバルコニーに出たら、吐く息が白くなっていました。ですから今日は厚手のジャケットを着て、傘をさしての外出でした。帰りの坂道を登ってきても、まだ寒かったほどです。
でも午後からは雨もあがり、夕方になって日が差してきました。明日はいい天気になりそうです。できれば今週中に梅のお花見に行きたいのですが、そのためにも仕事を頑張らなくては。
昨晩は NHKのBSで録画していた、今年のアカデミー賞の授賞式を見ました。
この写真のレオナルド・ディカプリオが主演男優賞を受賞。もちろん結果は知っていましたが、やっぱり嬉しかったです。地球の環境保護にまで触れた、とても素敵な受賞スピーチでした。
以前はWOWOWに加入していたので、リアルタイムで見ていました。でも解約してしまったので、ここ数年はNHKで放送されるのを待っています。少し遅れますが、やはり毎年欠かさず見たくなります。その年ごとに趣向を凝らした演出になっているので、何度見ても楽しむことができます。まさしくエンターテイメントですね。
今年の授賞式でもっとも感動したのは、司会をしたクリス・ロックの最初のスピーチです。黒人の俳優がノミネートされていない今回の授賞式に関して、一部でボイコット運動が起きていました。その黒人であるクリス・ロックが司会者です。当然ながら、そのことに触れていました。
ユーモアを交えながら、チクっと刺す。そんなスピーチでした。そして心を動かされました。アメリカの人種差別がまだ根深いことを感じさせる内容でした。ハリウッドといえば、どちらかといえばリベラル派が多く、多様性を認識できる立ち位置にあると思っていました。ところが黒人の方の立場から見れば、改善するべきことが多々あるようです。
それにしてもクリス・ロックは面白い人です。彼だから嫌味なく、今回の問題について触れることができたのでしょう。俳優であり、コメディアンであり、監督、脚本、そしてプロデュースも手掛けている多才な人です。こうした実績のある人物だからこそ、出席していた人たちも耳を傾けたのでしょう。とてもいい授賞式でした。
さて、今日はホワイトデー。もちろん妻にはチョコのお返しをしましたよ。今月中には食事にも行く予定です。でもこのホワイトデーの3月14日は、別のことで心に残る日になりました。
ちょうど1年前の今日、私の甥っ子がトラックにはねられて大怪我をしました。一時は命に関わる状態でして、半月ほど意識不明でした。でも命が助かったのは、事故を通報してくださった方、駆けつけてくれた救急隊や警察官の方、そして懸命に処置をしてくださった医療関係者の方のおかげです。本当にありがたいと思っています。
プロのダンサーを目指している甥っ子ですから、事故から復帰するために現在も必死で頑張っています。最近はダンスのレッスンも再開しています。リハビリも継続していますから、まだ苦労することはあるでしょう。でも生きているんですからね。そのことが何より大切です。
命が助かったのは、この世界でやるべきことがあるからです。きっと甥っ子自身が、そのことを全身で感じているでしょう。だからこそ毎日を大切にして、日々の努力を重ねているはずです。私も甥っ子に負けないよう、日々を大切にしていかなければ。
甥っ子の母親である私の妹にとっては、大変な1年だったと思います。甥っ子の入院中は職場と病院の往復で大変だった様子を見ています。去年の桜は母と子で一緒に見ることはできませんでした。でも今年は一緒に見られます。妹と甥っ子にとって、きっと今年の桜は格別なものになると思います。生きている自分のこの目で、桜の美しさを見ることができるのですから。
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