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高羽そらさんインタビュー

今日のウィルバーくん 4.11

私たちは人生で様々な経験をして悩み苦しみ、そしてそこから立ち上がって次のステップに進みます。あるいはそれまで抱いていた概念に疑義が生じたり、今の自分に合っていないと感じ、まったく新しい世界観のなかで生きようとします。

 

そうした時によく耳にするのが、古いもの、必要のないものを「手放そう」という言葉です。とても耳障りのいい言葉であり、未来への希望を感じます。しかし果たしてそうなのでしょうか?

 

ウィルバーはそうした考え方に疑問を呈しています。「スピリット」から分離したという錯覚を持っている人類。そんな人間一人ひとりが「スピリット」に戻ろうとする時、彼は進化という言葉を使用します。しかし彼が言う進化は、その言葉の一般的な概念が持つ以上の意味を有しています。古いものから新しいものに至る様を進化という言葉で説明できますが、ウィルバーはそこに重要な言葉を追加しています。

 

それは「超える」という言葉です。

 

本当の意識の進化は、それまでの自分を超越することだと説明します。そして最も肝心なことは、その超越のためにそれまでの自分が必要不可欠だ、ということです。捨て去り、忘れ去ってしまうものではなく、それらのすべてを受け入れることにより初めて超越できる、と彼は述べています。

 

ロシア人形のマトリョーシカのイメージですね。入れ子状態になっているのです。過去のすべての経験に、不必要なものは存在しません。どのような経験も必要なものだったのです。そしてそうした過去のすべてを受け入れることで、マトリョーシカのように過去を包み込んだ新しい自分が存在することになります。

 

〜以下抜粋。

 

わたしたちが、内部に赴くのは、さらに超えていくためで、前に戻るためではない。

 

〜以上抜粋。ケン・ウィルバー著『統合心理学』より。

 

短いですが、先ほどの私の説明を的確に言い表している文章です。

 

この文章で言うところの「内部」は、過去に積み重ねた経験です。マトリョーシカの内側にある、ひとまわり小さな人形のことです。それを捨て去るのではなく、赴くことが大切だと述べています。そしてそれは過去に戻ることではなく、さらに超えていくためである、と。

 

自分の経験を受け入れる、ということの意味が書かれた文章ですね。都合の良かったことだけでなく、苦しかったことや恥ずかしかったことにも真正面から向き合う。そうすることによって、過去の自分を超えていけます。

 

すべての経験を全身全霊で受け入れることが、「手放す」という言葉の本当の意味だと思います。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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