脳内視力を鍛える方法
弱い雨ですが、朝から降ったりやんだりの神戸です。午前中に買い物へ出た時は、一時的に強く降った時間帯もありました。それでも風がないので、思ったより歩きやすかったです。
ツツジが雨に濡れながら、美しい姿を見せてくれていました。この時期はあちらこちらでツツジが花を開いています。春の花の主役は桜のように思われがちですが、すべての花が主役ですよね。毎日少しずつ気候が変化して、新しい主役が登場しているのでしょう。
それにしても九州は大雨のようです。二次災害の恐れがあるので、捜索隊の作業も中断されているとか。とにかくこれ以上悲しい思いをする人がないことを祈るばかりです。低気圧には、速やかに通過して行って欲しいですね。
さて話はまったく変わりますが、イメージ力を高めると便利なことが多くなります。私はそれを脳内視力と呼んでいます。目から入る映像ではなく、脳のなかで結ぶ映像だからです。
例えば直感を受け取るときも、そうした映像を通じてやってくる場合が多くあります。以前車を運転してモール街へ行ったとき、空いている駐車場のスペースが頭に浮かんできました。そしてそのとおりに、どれだけ混雑していてもその場所に行くと空いています。
あるいはスマホのリマインダー機能のように、うっかり忘れていたことが脳内視力で見えることもあります。まるでGPS機能が付いているかのように、該当する場所に近づくと脳が反応してくれます。便利な機能ですが、脳内視力を鍛えないと映像を知覚することができません。
鍛えると書いたのは、後天的に身につくものだからです。個人差はあるでしょうが、練習すれば誰にでもイメージを映像化することができます。どれだけ遠方に旅行しているときでも、自分が住んでいる家やマンションを思い浮かべることができるはずです。それが可能ならば、あとは訓練次第です。
私が以前ブログに書いた方法があります。例えば通勤している人は自宅から職場までの道を、眠る前の布団の中で思い浮かべるのです。できるだけ詳細に、すれ違った人や車まで思い返します。そうした地道なトレーニングをしていると、普段でも脳内視力を使うことができるようになります。
今日は少しパターンを変えた、脳内視力の鍛錬法を紹介します。
ベッドでも布団でもいいですから、横向きになってください。そうすると部屋が横向きで見えるはずです。身体は重力を感じていますから、横向きになっていることを全身で感じています。
そのまま目を閉じると、先ほどの視点のままの景色が頭に浮かぶはずです。
さぁ、そこで起き上がって自分の頭頂を天井に向けましょう。ただし身体は横になったまま目を閉じて、脳裏に浮かんでいる映像だけで起き上がるのです。実際に身体を動かしてはいけません。
身体は重力を感じているので、横になった視点でイメージを捉えようとします。その重力に反して、普通に起きて座っている景色に変えてしまうのです。やってみると分かりますが、イメージ力の強い人でも苦労するはずです。それほど私たちの意識と肉体は強く結びついているので、全身から受ける感覚が影響を与えてしまうからです。
私も最初は苦労しました。例えば垂直に立てられたギターをイメージしても、最初は寝ている状態の角度でしか見えません。そこから90度視点を動かすことが、なかなかできませんでした。でも慣れてくると可能になります。身体は横になっているのに、脳内視力は座っている視点でギターを見ているのです。
つまり身体に感じている重力の影響を抜けた段階で、イメージの世界に入り込んでいることになります。身体の影響を受けなくなるのです。私の場合そのまま体外離脱することもありますし、明晰夢のように立って歩いている状態でその世界を散策することもできます。
肉体と意識が強く結びついている人ほど、苦労すると多います。それだけにやりがいもあります。とても面白くて必死になります。悩み事や考え事があって眠れない時、この練習をするといいですよ。
映像の視点を90度移動させるのに必死になりますから、考えていることを忘れてしまいます。そして気がついたら眠っていたりします。なかなか眠れないなぁというとき、遊び半分でトライしてみてください。寝落ちしても、イメージの変換に成功しても、結果オーライですからね。
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