心を残さない生き方
雨が降ったりやんだりの神戸です。夕方になってようやく晴れ間が見えてきました。明日からゴールデンウィークです。関空はすでに出国ラッシュが始まったようです。晴天が続くといいですね。
昨日の散歩中に見つけたサクランボです。もう少しで食べごろですね。自宅にサクランボのできる木があれば楽しいだろうな。私なら朝から晩まで木に寄り添って、サクランボを食べているような気がします。
今日は引きこもりですが、朝からずっとパソコンと向き合っています。明日の午前中に買い物に出かける以外は、土曜日いっぱいまでそんな状況が続きそうです。料理をしたり、掃除をするのは、いい気分転換になります。それは全力で仕事をしているから、そう思えるのでしょう。
先日、タレントの前田健さんの急死がネットのニュースをかけめぐりました。意識を失われる直前まで普通に夕食をとられて、Twitterをされていたようです。来月に不整脈の手術を予定されていたのですが、まさかその日に自分が死ぬとは、ご本人は想像すらされていなかったでしょう。
もし自分が同じ状況に遭遇するとしたら？
そう想像してみると、普段の自分の生き方が見えてくるのではないでしょうか？
私は日々の心がけとして、今日が最後の日だと思って生きるようにしています。できる限りそう意識しています。でもそうはいっても、まったく心残りがない生き方ができているわけではありません。おそらくほとんどの人にとっては、完璧にそうであることは難しいのではないでしょうか。
なぜならすぐに答えが出ることのために、日々の時間を費やしているわけではありません。数日先、数ヶ月先、数年先を見すえて、私たちは日々生きているわけです。ですから突然今日が人生の最後の日だと突きつけられたら、ほとんどの人が心残りを覚えるはずです。そして同時に、ああしておけば、こうしておけば、という後悔にもおそわれるでしょう。
だったら今日が最後だと思って生きていても、仕方ないのでは。そういう声が聞こえてきそうです。でも私の意見は違います。心を残さない生き方をすることは可能だと思うのです。
完璧ではないとしても、今日が最後の日だと思うために何をするべきか。それは「行動」することだと思います。
作家の林真理子さんが、あるエッセイに書かれていました。やったことの後悔はときが経てば消えるけれども、やらなかった後悔はいつまでも消えない。そんな意味だったと思います。とても心に響く言葉です。
もし今日が死ぬ日だと知ったとき、最も後悔するのはやってしまった失敗よりも、やろうと思えばできたのにやらなかったことだと思うのです。それは失敗する怖さだったり、怠惰な気持ちだったり、つまらない意地を張っていたりと、理由は様々でしょう。でもやろうと思えばできたことです。
私はそんな後悔を抱えて死を迎えたくありません。物理的、タイミング的にできないことは仕方ありません。それは諦めもつきます。でもやったらできたはずのことをやらない後悔は、死を前にしたときに強烈な心残りとなるような気がします。
「今」できることは「行動」する。怠ける気持ちや恐れに向き合いながら、とにかく出来る限りのことをする。それが心を残さない生き方だと思います。
もちろん例外はありますよ。だれかの命を奪うことや、他人をいじめて死に追い込むことを「行動」に移せば、もっとひどい後悔にさいなまれることになるでしょう。やらなかった後悔ではなく、やってしまった後悔でとてつもない苦しみを抱えることになります。
でもほとんどの想いの場合、やらなかった後悔のほうが大きいはずです。ということで今日も眠りにつくまで、全力で仕事をしたいと思います！
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