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高羽そらさんインタビュー

あまりの腹黒さに呆然

低気圧が発達しながら近づいているようで、午後3時半ごろに神戸で暴風・波浪警報が出ました。このブログを書いている午後4時台でまだ雨は降っていませんが、時間の問題でしょう。幸いなことに午前中から昼過ぎにかけては薄日も差していましたので、無事にいつもの買い物に行くことができました。

 

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散歩していて素敵な香りがする方向を見ると、こんな美しいバラが咲いていました。神戸の須磨離宮公園には、とてつもなくでかいバラ園があります。周囲の空気の色まで変えてしまうほどのたくさんのバラが花を開いていると思います。一度も行ったことのない方がおられましたら、オススメですよ。

 

今日は花だけでなく、久しぶりの友人にも会えました。買い物に行き道に妻と消息を心配していたら、帰り道で私たちを待ってくれていたかのように元気な姿を見せてくれました。

 

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大好きなノブにゃんです。この写真を撮影したあと、大好きスリスリ攻撃に遭いました。毛ヅヤも良く元気そうだったのでひと安心。どこかの子猫を自分の子供のようにして面倒見ていましたが、どうやらその子猫は成長してひとり立ちしたようです。

 

今日は近所の私立女子中高で文化祭が行われていました。軽音楽部らしき演奏と歌声が、学校の周囲に響いています。保護者や友人たちがやってくるので、我が家の近くの道路は大勢の人たちが行き交っていました。女子校なので普段は男子の姿を見ることはないのですが、きっと彼氏を招待している生徒もいるのでしょう。それらしき若い男性の姿を見かけました。

 

私も高校生の頃は女子校に通っている女性と交際していまして、その文化祭に行ったことがあります。普段は男子禁制の場所ですから、ドキドキして入った記憶があります。逆に他の女子生徒の目があるので、招待する側の女性も緊張するでしょうね。彼氏を公開することになるわけですから。

 

なんとなくですが、女生徒同士の微妙な心のやり取りがあったのでは、と今なら想像できます。表向きは笑顔で友人の彼氏に挨拶しても、心のなかでは苦々しく思っている人がいたかもしれません。当時の私は、そんなことを考えることもありませんでしたが。

 

女子高生ですらそうした駆け引きがあるとしたら、大人の社会になればもっとそれが激しく、陰湿になるかもしれません。決して表には見えないそんな女性たちの心の声が、ありのままに書かれた小説を読みました。

 

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『わたしの神様』小島慶子 著という本です。

 

小島慶子さんという名前を見て思い出す方は多いでしょう。TBSの女子アナをされていた方で、6年ほど前に退社されてフリーになられています。バラエティによく出演されていましたので、名前を見てすぐに顔が浮かびました。

 

この小説はそんな女子アナたちの世界を、あからさまに描いた物語です。もしかしてノンフィクションでは? と疑いたくなるほどリアルです。とにかく登場する女性たちの腹黒いこと、腹黒いこと。恐怖を覚えるほどの腹黒さに、読み進めながら呆然としてしまいます。

 

物語の中心となる女性は4人です。

 

20代後半でバラエティの女王のような女子アナ。学生時代にはミスキャンパスに選ばれた美人で、自分が誰よりも美しいと自覚している。チャンスがあれば著名人と結婚することも視野に入れている。しかし最近は若手の台頭に怯え、勢いのあるうちにフリーになるかどうか悩んでいる。

 

上記の女性と同期の女子アナとして入社したが、すぐに退社。その理由は性同一性障害であり、男の心のままで女子アナでいることに耐えられなかった。でも物語の後半で大きく影響を及ぼすことになる。

 

30代前半の報道キャスターで、出産を控えて産休に入ろうとしている女子アナ。父親はアメリカ人だが、日本で育ったため英語が話せない。さらにハーフっぽくない地味な顔にコンプレックスを持っている。すぐにでも仕事に復帰したいと願っていて、自分の居場所がなくなることを恐れている。

 

上記の女性と同期入社だが、アナウンサー試験に不合格となり、苦労した末に報道畑のディレクターとなる。自分が女子アナになれなかったことにコンプレックスを持っていて、ことあるごとに女子アナを罵倒する。

 

というようなわけありの4人が複雑に絡みあう物語です。本当の女子アナだった小島さんが書かれているので、リアリティ度の高さは半端ありません。放送局の裏側がかいま見れて、とても面白い小説でした。

 

人気絶頂で退社してフリーになる女子アナに対して、当然ながら社員はいい印象を持たないようです。特に男性プロデューサーにしてみれば、それまで社員としてタダで使っていた女性がフリーになれば、出演させると費用がかかります。フリーになることに対して、「まるで売春婦になるようなものだ」というセリフが印象的でした。

 

とにかく怖い。女性の心理がかなり細かく描写されていますので、ちょっと引いてしまうほどの怖さです。よくここまで書かれたなぁ、と感じました。文中で語り手が突然変わるので、その点に関しては読みづらい小説でした。誰の気持ちを語っているのがわからなくなることがありました。

 

そうした部分を含めても、次の展開が気になる物語でした。読書に最適な季節になってきましたので、女性の心の奥を知って、ちょっとホラー気分に浸りたい男性にはオススメの小説です。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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