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高羽そらさんインタビュー

人間の虚像と実像

天気予報どおり、午前中は雲が多く、午後から雨が降ってきました。とりあえず連休中は快晴が続いたので、ちょっと小休止ですね。春の雨もいいものです。昨日の散歩中に素敵なバラとサボテンの花の写真を撮影したのですが、データの整理をしていてその写真を消去してしまいました。うっかりしてたなぁ。

 

今日は午前中に連載小説をブログでアップしてから、午後からは春の大掃除をしていました。いつもは楽な場所から始めていくのですが、今回はあえてハードな場所を先に選んでいます。どうせやるならさっさと済ませてしまおうと思い、ちょっとパターンを変えています。今日は換気扇の大掃除を済ませました。

 

今回の掃除パターンの変化は、掃除以外のことに好ましい影響が出ることを狙っています。ちょっと避けたいことや苦手なことに対して、先に向き合ってしまおうという気持ちになるのが目的です。人間の行動のすべては関連しています。だから自分が変えたいと思っていることがあれば、まったく関連しないことも同時に変えていくと、変化の加速度が高まるように思います。

 

ですから昨晩の体外離脱は、無意識にいつもとパターンを変えています。普段なら早朝に意図して体験しますが、昨晩は眠る前に体外離脱の前兆を引き寄せました。私にしては珍しいことです。

 

そして前兆を感じてからいつものように意識体として抜けようとせずに、身体に残った感覚を維持したままで、五感の知覚だけを体外に飛ばす練習をしてみました。遠隔透視のような感覚ですね。もう少し練習は必要ですが、肉体の感覚にとらわれないので、移動の自由度が増して面白い体験ができそうです。

 

さて、昨晩読了した本です。

 

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『ゴーン・ガール』ギリアン・フリン著という本です。

 

先日映画を観て、とても面白かったので原作を読んでみました。読了したのは上巻ですので、現在は下巻を読んでいるところです。

 

読んでわかりましたが、映画はかなり原作に忠実に作られています。ただし忠実なだけに、絶対的な情報量が映画は少ないように思います。やはり原作を読むと、主人公のニックと妻のエイミーの関係がとてもよくわかります。

 

原作の構成がとても素晴らしいのです。ニックを一人称にした物語と、妻のエイミーの日記が交互に書かれています。エイミーの失踪が事件となって展開していきながら、同時に読者はエイミーの日記を読むことになります。それらの二つが、とても巧みに織り込まれています。

 

エイミーの両親は作家であり、『アメイジング・エイミー』という彼女をモデルにした児童文学のベストセラーを残しています。日本語では「完璧なエイミー」と訳されています。そのタイトル通り、物語のエイミーは何をやらせても完璧。

 

それは娘のエイミーがトライしてできなかったことを、両親が主人公にわざと成功させて物語にしています。つまりあなたはこんなことができないから、完璧でないのよ、と両親から言われ続けていることになります。それがシリーズ化され、全米で人気となります。両親が裕福になっていくにつれて、実際のエイミーは何もできない自分を見せつけられることになります。つまり娘に対する嫌がらせなのです。

 

しかしその財産ゆえにエイミーは巨額の信託を得るのですが、本が売れなくなった両親にその大半を取り戻されてしまいます。さらにニックもエイミーも失業したために、残りの全財産をはたいてニックが経営する『ザ・バー』を購入します。それなのに夫のニックは自分を理解してくれようとせず、ニューヨークの都会からミズーリ州の田舎で寂しく暮らすことになります。

 

ところが映画でも出てきますが、この日記はでっち上げです。エイミーは物心ついた頃から両親に復讐することを意図しています。ニックに対しても、意図的に近づいていたわけです。そしてこの日記を使って、夫を殺人犯に仕立てようとしています。

 

ところが上巻を読んでいる段階では、まったくそのことに気がつかない構成になっています。どちらかといえばエイミーは気の毒で、夫のニックや両親に憤りを感じます。もし映画の内容を知らなければ、エイミーに同情して感情移入する人がほとんどだと思います。

 

ところが下巻に入ったとたん、エイミーがその本性を見せます。サイコパスとしか思えない彼女の本性がいきなり明かされます。めちゃ怖いですよ〜〜! 人間の虚像と実像の違いをモロに見せつけられる物語です。下巻を読んだら、どれほど怖かったかの感想を書きますね。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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