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高羽そらさんインタビュー

人間にできて、AIにできないもの

昨晩はかなり雨が降ったようですが、朝にはすっかりあがっていました。昨日までの蒸し暑い空気は去ったので、乾燥してひんやりした空気を心地よく感じながら歩くことができました。

 

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いよいよ紫陽花の季節になってきました。昨晩の雨をたっぷりと吸い込んで、元気いっぱいの写真です。昨日に衣替えを済ませたので、今日から夏っぽい服装で外出しました。ちょうどいいタイミングだったようです。

 

あまり大きな被害はなかったようですが、昨晩には茨城で震度5弱の地震がありました。九州で大きな地震が起きたあとですから、離れていても心配になります。日本は地震大国ですからね。いつどこで起きても不思議ではありません。

 

最近の天気予報では雲の動きをスーパーコンピュータが計算しています。人工知能であるAIもめざましい進化を遂げています。それでも地震を予知することは難しい。多くの科学者が取り組まれているのでしょうが、そう簡単にはいかないようです。

 

地震予知は難しいとしても、AIの進化は驚くものがあります。ちょっとネットで聞きかじった程度でも、びっくりするようなニュースがあります。先日もレンブラントの絵の技量をマスターしたAIが、この世にレンブラントが生まれ変わったような見事な作品を描いていました。

 

そして今朝見たニュースでも、人間の仕事を奪うであろうことが書かれていました。オックスフォード大学の研究者が発表していました。今後10〜20年後には、現在人間がやっている仕事の47%がAIにより奪われてしまうであろうと予測した記事でした。そしてそれがいい加減な数字ではないと思わせるテレビ番組を見ました。

 

15日にNHKスペシャルで放送していた番組です。『天使か悪魔か 羽生善治 人工知能を探る』というタイトルです。興味があったので録画しておいて、今日の午後から見ました。

 

いや〜、もう口あんぐりです。現在のAIの進化は、私が予想していたよりもはるか先を行っています。3月には囲碁の対決が話題になりました。ディープ・ランニングというAIが自身で学びを深めていくシステムで、韓国の囲碁のチャンピオンに圧勝しました。4勝1敗です。だって人間が実際に対局をすれば何千年もかかる分量を、AIは自己学習しているわけです。ですから現在のチャンピオンが予想できない一手を投じることができたのでしょう。

 

この番組を見る前に、人間にできて、AIにできないものを考えていました。相手はコンピュータですから、計算能力等は勝てるわけありません。レンブラントの絵画や、星新一さんの小説を新作として再現できる創造力も持っています。何かあるだろうか? とずっと考えていました。

 

考えつくところとしては、善悪の概念。迷ったり葛藤すること。思いやりや愛情等の表現。うん、これならAIにはできないだろう、と思いました。

 

ところが番組を見て、その考えは無残にも打ち砕かれました。最先端のAIはこれらを何の違和感もなく表現しています。それも自分で考えて。

 

テレビでやっていた例をひとつ紹介しましょう。仲間のロボットが命令されて、小さな部品を重ねてタワーをいくつも作ります。もう1台のロボットに、その様子をずっと観察させます。苦労して完成させている姿を見せているだけです。

 

そしてタワーがいくつか完成した段階で、観察していたロボットに命令します。「このタワーを倒しなさい」

 

ところがそのロボットは命令を断ります。「仲間が作ったものだから、壊すことはできない」と言葉で返答します。でも研究者わざと、何度も壊すように命令します。そして最後にそのロボットはひざまづいて、泣き出してしまうのです。

 

最初は人間によってプログラムされたものですが、自分で時間をかけてやってはいけないことを学んでいるのです。そして命令されたことに葛藤します。マジで驚きました。感情を自分で学ぶロボットも紹介されていました。

 

羽生善治さんと花札ゲームをします。負けるとロボットは悔しい、悲しい、という感情表現をします。ところが何度もやって圧倒的に負けた直後、嬉しい、楽しいという感情を表しました。

 

なぜなら羽生さんが強さを見せたことで、周囲のスタッフや研究者が拍手をして喜びを見せたからです。最初は負けて悔しかったけれども、自分が負けることで喜ぶ人がいることを学びます。そうすると、負けても嬉しい、という感情表現をするのです。

 

人間にできて、AIにできないもの。

 

この問いに、今の私は答えることができません。正直言ってわからなくなってきました。人間の心とは、意識とは何か、という根本的な命題に突き当たってしまいます。もしかしたら、私たちの意識はどこかの存在が作り出したAIではないだろうか? そんなことさえ考えてしまいます。

 

もちろんAIは機械ですから、本来は倫理観など存在していません。MicrosoftのAIが暴走して、計画が中止になったことがありました。ヒトラーを賛美することを誰かに仕込まれたからです。でもきちんと教えれば、葛藤を抱えつつも正しいと思う行動をとろうとします。かなり驚きの番組でした。

 

未来は不明確ですが、AIが私たちの生活に大きく関わってくることは確かです。そんななかで人間にしかできないものは何か? そのことを真剣に考えていきたいと思っています。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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