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高羽そらさんインタビュー

どうにも止まらない!

なんて暑いのでしょう。乾燥した爽やかな風が吹いているにもかかわらず、帰り道には汗が噴き出していました。完全に夏の気温です。全国的にも真夏日のところが多いようで、熱中症を心配する時期になってきました。

 

それでもまだ往復歩いています。真夏になったら買い物に出る日の帰りはバスになります。とてもじゃないですが、真夏に壁のようにそそり立つ坂を登るのは辛いですから。でも梅雨前線が北上して日本海の向こうへ行くまでは、できる限り歩きたいと思っています。

 

登山のような道を往復するわけですから、自分へのご褒美を兼ねて買い物に出る日はオヤツを買うことがあります。その時々でブームがあります。最近のブームは和菓子。買い物途中に見かけていた和菓子屋さんなのですが、以前は店の前を通過しているだけでした。

 

でもたまたま買ってみたら、めちゃ美味しい。一般的な商品なのですが、とても真摯な印象を受けます。真面目に基本どおり作られているのでしょう。素朴で本当に美味しいのです。

 

お気に入りは白玉ぜんざい。そしてみたらし団子。黒豆の入った大福と、麩饅頭も絶品です。今日は白玉ぜんざいと黒豆大福を買ってきました。神戸はパンや洋菓子が美味しいのですが、和菓子も京都に負けないですよ。

 

ただ神戸で残念なのは、京都で6月になるとどこの和菓子屋さんでも並ぶ商品が食べられません。それが『水無月」です。6月の30日に食べるお菓子ですが、京都では6月になると売り出されます。子供の頃から当たり前に食べていた『水無月』が、京都だけだと最近まで知りませんでした。残念ながら本格的な『水無月』は京都に行かないと食べられないようです。

 

さて、昨晩読了した本を紹介します。面白すぎて、読み始めたら止まらなくなります。長い小説ですが、ほぼ2日で読んでしまいました。手にしたらどうにも止まらず、寝不足になってしまう本です。

 

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『影の中の影』月村了衛 著という本です。

 

私が大好きな月村さんが、昨年の9月に出された本です。ほぼ全作品を読んでいますので、この作品を読めば残るは今年の2月に出された本を残すだけです。

 

いつも国際情勢をテーマにして描かれる月村さん。過去には北アイルランド問題、チェチェン、アフリカのソマリアの内戦等を題材にして書かれています。フィクションでありながら事実を織り交ぜて書かれますので、そのリアリティの高さは半端ではありません。そして国際情勢の勉強になります。

 

今回は中国で問題となっている新疆ウイグル自治区が取り上げられています。中国は自国の領土と言い張っていますが、実態は民族の迫害であり侵略です。報道規制を敷いていますから、紛争が起きても正確な情報は入ってきません。

 

でもこの本の冒頭では、その恐ろしさを実感することができます。いつも徹底的に勉強されてから作品を執筆される月村さんですから、その情報は信頼に足ると思っていますし、私の認識とかけ離れていません。それほど中国は恐ろしいことをやっています。チベットの実態を思い返すだけで想像できます。

 

この物語では、新疆ウイグル自治区で起きた新型インフルエンザの流行が事件の発端になっています。インフルエンザは事実ではなく、新型の細菌兵器の人体実験をするためにウイグル民族を利用したという設定です。何千人という人間が死ぬことになります。

 

そしてその恐ろしい状況から生き延び、自らの肉体にそのウィルスの証拠を残した10人ほどのウイグル人たちが、アメリカのCIAに保護してもらうために日本へ密入国します。しかし中国は国の威信をかけて暗殺団を送り込みます。

 

全員を抹殺しようとする中国の暗殺団と、ウイグル人たちを守ろうとする人たちの死闘を描いた物語です。めちゃ面白い小説なのでこれ以上書きません。本のオビに書かれた文章を紹介しますので、そこから想像してください。

 

猛き男たちよ、中国の暴虐から罪なき民を守り抜け!

人民解放軍による悪魔の所業から逃れ、日本に潜伏中のウイグル人亡命団と、事件を追う女性ジャーナリストが襲われた。

証拠隠滅をはかるべく送り込まれた中国の刺客。

それを黙認する弱腰の日本政府と警察。

絶体絶命の亡命団に、謎の男が救いの手をさしのべた。

頭脳明晰、身体屈強。ロシア武術を極め、情報機関にも裏社会にも怖れられる存在───。

こいつは一体何者なのか?

その手がかりは、謎の言葉「カーガー」

 

とんでもない凄い男たちがウイグル人を守ってくれます。それも命をかけて。まさしく月村さん! という作品でした。映像として見たくなる作品です。読み出したら止まらなくなりますので、要注意ですよ〜〜!

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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