努力の概念をぶち壊せ!
神戸の子供たちは一学期の終業式だったようです。ということで明日から夏休み。今日は最高の気分でしょう。
自宅のバルコニーから公園が見えるのですが、楽しそうな子供の声がずっと聞こえています。テンションマックスですね。
私の体調はほぼ通常どおりの営業です。昨日お風呂に入っているとき、現在リライト中である「エリクサー」に関して、ものすごいひらめきがやってきました。悩んでいた二つの問題を一気に解決できるアイデアです。興奮して布団に入ってもなかなか眠れませんでした。
ですから今日は午前も午後も、できる限りパソコンに向かっています。とうとうブログで書いた最初の物語が原型をとどめなくなってきました。時間はかかりそうですが、なんとか来月中に完成させたいです。かなり面白い物語になりそうです。
気合が入っているのは体調が回復しただけではありません。風邪で絶不調ながらも読了した本に大きな刺激を受けたからです。
『マンガで食えない人の壁』トキワ荘プロジェクト編著という本です。
以前にこの本の続編をブログで紹介したことがあります。そのシリーズの最初の本をようやく読むことができました。13人のプロの漫画家さんや原作者さんのインタビューをまとめた本です。私のように小説を書いている人間だけでなく、他の職業の方が読まれても気合が入る本になっています。おすすめですよ。
漫画家志望の方が目指すのは、商業誌での連載です。原稿を出版社に持ち込んで担当の編集者さんがつくようになるのは、それなりの努力をすれば可能だそうです。うまくいけば読み切りの掲載も可能になります。ついに漫画家デビューという感動を味わうことができます。
しかし連載を獲得するまでには、とてつもない大きな壁があります。その大きな壁は2つあるそうです。
まずは『編集者の壁』です。なかなか連載をさせてもらえません。
次は『読者の壁』です。つまり運良く連載を獲得できても、人気がなければ継続することができません。
極論すれば『読者の壁』があるからこそ、『編集者の壁』が存在するのだと思います。売れない企画は通せないということでしょう。ですからその大きな2つの壁を突破するために、マンガで食べている人たちはとてつもない努力をしているのです。まさしく圧倒的な努力です。
あなたがもし漫画家になりたいとして、1年間に映画を500本観ることができますか? 1年間に小説を400作読めますか? プロの漫画家を目指す人は、こういうことを平気でやる人と勝負するわけです。それがどれだけ大変なことなのかわかりますよね。
マンガを小説に置き換えて読むと、私にとって心に響く言葉ばかりでした。気合が入りましたね。自分の努力なんてまだまだ足らない、と思い知らされました。今までの努力の概念がぶち壊されました。
連載を抱える漫画家さんは、アシスタントを雇います。その人件費も稼がないと食べていけません。小説のように一人で完結する作業ではありませんからね。本当に頭が下がる思いです。自分の仕事に壁を感じておられる方は、ぜひ読んでみてください。きっと何かが見つかると思います。
さて今夜は、マンスリーゲストで出演させていただいているMultiply Radioの3回目の放送日です。@FMことFM愛知さんで、今日の25:00〜26:00の放送です。MCはアートディレクターの鈴木明さんと、グラビアアイドルの杉原杏璃さんです。
今週は私が壁にぶつかった時に対処法をお話ししています。今日のブログの話題とマッチしていますね。そして甘酸っぱい思い出ということで、妻と私のタイムトラベル体験を話しています。興味のある方は是非聴いてくださいね。
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