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高羽そらさんインタビュー

インプットで引き出し作り

雨は覚悟していましたが、外出したときは本降りでした。ズボンの裾が濡れてくるほどの雨でしたから、かなりの量が降っていたと思います。買い物をした帰り道も、結局傘を手放すことができませんでした。

 

ところがそのあとはすっかり雨が上がっています。久しぶりに雨男になってしまいました。いつもは自宅に戻ったとたんに雨が降ったりするのですけれどね。まぁ、たまには雨男もいいものです。

 

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この時期はムクゲの花が綺麗ですね。かなりしっかりと雨が降りましたから、植物たちにとっては恵みの雨だったと思います。でも気温がかなり下がっているので、蝉たちには辛いだろうな。それでも雨が少しでもおさまると、元気な声で鳴いています。たくましいですね。

 

さて、今朝はネットのニュース速報を見て驚きました。テロが滅多に起きない日本では、一人の人間が殺害した数としては驚異的です。まだ詳しい動機等はこれから出てくるでしょう。とにかく犯人が深い闇を抱えているのは間違いありません。でもこの人物だけの特異的な出来事だとは思えません。

 

海外で起きているテロと、本質的には同じものを感じます。一種の承認欲求のようなものではないでしょうか。他人から認められたい、という思いは誰でも持っています。その思いに対して歯止めが利かなくなると、こういう行動をとってしまうように思います。本人にしてみれば、そうせざるをえないのですよね。

 

以前に入院措置を受けても12日で出てきたと報道にあります。ストーカー犯罪も含めて感じますが、こうした犯人が犯行に及ぶ以前に何とか阻止する方法はないのでしょうか? 他人の命を奪う兆候というのは、おそらく認められていたはずです。でも現時点の法律では、それを防ぐのは難しいようです。いろいろ考えてしまいますね。

 

さて、昨晩読了した本を紹介します。

 

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『ミステリ百科事典』間羊太郎 著という本です。

 

この本は私が敬愛する宮部みゆきさんが推薦されていたので、手にした作品です。実は本文自体はとても古いものです。1963年に『宝石』という、今は廃刊になった推理小説の雑誌があったそうです。そこで連載されていて、1971年に初めて文庫化されました。

 

ところが出版社が倒産したので、絶版になっていました。復活を望む声が多く、2005年になって以前の文庫では未掲載だった「妖怪学入門」を追加して再び世に出た本です。

 

間さんという方は、当時の推理小説をほとんど読破したのではないか、と思われるほどの博学です。ですから項目別に分類して、あらゆるミステリの仕掛けを紹介されています。それをまとめた本なのです。ミステリ小説を書く人間なら、一度は通読しておくべきだと言われています。

 

確かにめちゃめちゃ面白かったです。文章が楽しいのもありますが、こんな方法でアリバイを作るのか、と感心することが度々でした。800ページ近くある本なので読了するの時間がかかりましたが。それだけの値打ちのあった本です。しっかりインプットして、たくさんの引き出しを作ることができました。

 

もちろん時代が古いので、現在に応用できないものがたくさんあります。携帯電話やインターネットなんて想像すらできない時代ですから。それでもミステリを創造する考え方について、大切なことが書かれていました。読んでよかったなぁ、としみじみ思っています。だって現在書いている『エリクサー』で、さっそく参考になることがありましたからね

 

知識の引き出しというのは意識して作れるものではありません。制限することなくインプットを続けることで、無意識にできてくるものだと思います。そして必要なときに、その引き出しが開かれるのです。それは知識をしまいっぱなしにせずに、常に出し入れしているからこそ可能になるのだと思います。

 

インプットしたことを定着させる最も最適な方法は、アウトプットすることです。自分の考えとして文章にしてみることで、より理解が進み、新しい引き出しができていきます。私が毎日ブログを書いているのは、インプットとアウトプットのバランスを維持しながら、新しい引き出しを作るためです。今回も素敵な引き出しができたと思います!

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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