マーケット感覚
ムシ、ムシ、ムシの大行進です。行進しているのは「虫」ではなく「蒸し」です。湿度が高いので、ただでさえ暑いうえに不快指数が上昇する一方です。朝から晩まで汗をかいています。
関東方面は今夜から台風7号の影響で大雨だとか。被害が出たら大変ですが、やっぱり少し羨ましいです。神戸はしばらくの間、まともに雨が降っていません。今日も朝から夕方まで、燦々と太陽の光が降り注いでいます。きっと猛暑日でしょう。
京都は昨日、かなり激しい夕立がありました。今日も天気が不安定で、突然の夕立があると天気予報では言っています。でも神戸は本当に夕立が少ない。今のところはまったく降りそうな気配なしです。
でも今日は16日ということで、京都では「五山の送り火」が行われます。子供のころは、ほっとしたのを覚えています。だって家に先祖の霊が帰っていると言われますから、やっぱり怖かったのですよね。ですから16日なったら霊を追い出した気分になって、ほっと一息ついていました。
ほっとするのは時期的なものもあるでしょう。この時期になると、少しずつ夜が過ごしやすくなります。暑い夏が終わりつつあることで、少しほっとするのかもしれません。でも今年に関しては、まだまだそんな気配がありませんけれどね〜!
さて、一昨日に読了した本です。
『マーケット感覚を身につけよう 「これから何が売れるのか?」わかる人になる5つの方法』ちきりん著という本です。
これはめちゃオススメの本です。タイトルを読んでいると、商売をしている人向けの本のように感じます。でもそうではなく、これからの時代、どのように生きていくかを学べる良書です。読んでよかったなぁ、と心からそう思いました。
ちきりんさんは、顔も本名も明かされていません。過去には証券会社に勤められたり、米国の大学院留学や、外資系企業勤務も経験されています。最近では作家や人気ブロガーとしても有名です。ブログはいつも読ませていただき、Twitterもフォローしていましたが、著作は初めて読ませていただきました。
「マーケット感覚」とは、「売れるものに気がつく能力」であり、「価値を認識する能力」であると書かれています。本でも書かれていますが、例えば自分の足元に大きな金塊があったとします。普通の大人なら大騒ぎですね。なぜなら「金塊には価値がある」と知っているからです。
でも幼児や動物の足元にあっても、きれいな石でしかありません。多少興味を示しても、食べられそうもないし、面白いことは起こりません。金塊よりも、食べ物やおもちゃのほうがいいはずです
ところが時代によって「価値あるもの」が変化してきています。わたしが子供の頃なら、一流大学へ入って、一流企業へ就職する。あるいは医師や弁護士の資格を取ることが価値ある生き方だと教えられていました。
ところがそんな一流企業がいつ倒産するかわかりません。シャープなんて息も絶え絶えです。弁護士は国の方針で作りすぎたので、サラ金の過払い金訴訟で、やっと食い扶持をつないでいる弁護士が大勢います。逆に医者は不足気味で、収入はあっても過労死しそうな人ばかりです。それでも将来的にAIが導入されたら、大勢の医師が仕事を失う可能性もあります。
その反面、キャラクラー弁当作りの動画作成、収納のカリスマアドバイザー等で、普通の会社員では及ばない収入を得ている人もいます。これは単なるスキルの差ではなく、「誰にとってどんな価値があるのか、見極める能力」に差がある、と著者は述べています。価値というのは、常に変化し続けるものなのです。だから意識して見極めていく必要があります。
この能力が「マーケット感覚」です。百聞は一見に如かずです。気になった方は読んでみてください。ベタな表現ですが、目から鱗がポロリと落ちますよ。さっそく、ちきりんさんの他の著作も読んでみるつもりです。
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