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高羽そらさんインタビュー

ツイッター創業物語

今日は雨を覚悟していましたが、朝からいい天気でした。でも湿度が高くて、外に出ると蒸し蒸しとした湿気に襲われます。秋雨前線が近づいているので、夜には雨になるようですね。夕方になってかなり厚い雲におおわれてきました。

 

今日は所用があって朝から外出していました。屋内で人の多い場所でしたが、冷房が効きすぎているので寒くて困りました。でも人が行き来している場所にいると、人間観察できる貴重なチャンスです。想像力を鍛えるため、たまには人混みで観察するのは大切です。

 

でもそんな想像力を破壊された女性に出会いました。たぶん20代初めくらいの方だと思います。わたしの向かい側の位置で本を読んでおられました。何気に膝に目がいったのですが、大きなかさぶたがありました。きっと転倒されたか何かで、怪我をされたのだと思います。

 

本を夢中で読まれているのですが、治りかけのかさぶたが痒いのでしょう。無意識に傷口をポリポリ。わたしの位置からは、傷口に指を突っ込んでいるように見えます。「あかんやん、そんなんしたら」と思わず注意したくなりました。余計なお世話ですが。

 

でも遅かったのです。傷が開いて、血が流れてきました。でも彼女は平気で本を読んでいます。途中で気がついて血の付いた手を見ていましたが、再び読書に没頭。ウゲェェ〜と叫びたい気分でしたが、必死でこらえていました。想像を絶するというのはこんな状況でしょう。この女性について、想像力を働かせるのはまったく無理でした〜(汗)

 

さて、昨晩に読了した本です。

 

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『ツイッター創業物語 金と権力、友情、そして裏切り』ニック・ヒルトン著という本です。

 

著者のニックはニューヨーク・タイムズのコラムニストです。この本のタイトルのとおり Twitterの創業について書かれた作品です。関係者に接触して、綿密な取材を重ねて書かれた本です。ですからかなり真実に肉薄していると思います。

 

すっかりネット社会に浸透したTwitterですが、わたしも普段使いしています。でも世界的にこの会社が広がっていくまで、いろいろなことがありました。事実は小説よりも奇なり、と言いますが、まさにそのとおりの内容です。つまらない映画よりもはるかに面白い内容でした。

 

エブ、ジャック、ビズ、ノアという4人の若者が作った会社です。ブログというものを世界で最初に作ったのがエブで、グーグルに買収されて大金持ちになっています。そのエブの友人たちが集まって新しい会社を作ったのが始まりです。

 

最初はオデオという名の会社でした。ノアがアイデアを出し、向かいの住人だったエブが出資しました。音声機能を使ったツールでしたが、結果的に行き詰まります。そこでジャックが発案したことを叩き台にして、4人がアイデアを結集しました。それがTwitterの始まりです。

 

当初は誰にも見向きされません。多くの資金を提供したエブでさえ、あまり儲かる事業になるとは思っていませんでした。ところが140文字限定のつぶやきという機能に特化したとたん、少しずつ注目を浴びるようになります。そして一気に急成長していくのです。そのあたりの過程は、この本を読むとリアルに感じることができますよ。

 

ところが急成長とともに、砂糖にたかる蟻のように金を求める人間を引き寄せます。未知の可能性に目をつけたセレブや金持ちが買収を持ちかけてきます。Facebookの創業者であるマーク・ザッカーバーグも、何度となく買収を持ちかけていました。それでも彼らは会社を手放さなかったのですが、莫大な金銭が手元に集まってきます。会社の規模も大きくなるので、以前の友人としていることができなくなりました。

 

最初に追い出されたのはノアです。Twitterは4人の発案ですが、会社が軌道に乗る前に追放されているので、彼の名前は公式に残っていません。ビートルズで言えば、リンゴ・スターの前のドラマーだったピート・ベストのような立場です。

 

最初にTwitterのCEOとなったジャックは、経営者の器ではありませんでした。セレブたち、そしてマスコミや大企業の幹部と交際するだけで、会社の発展を押しとどめています。そこで出資者と協力したエブが、ジャックをCEOの座から引きずり下ろします。

 

エブは会社経営の経験がある人ですから、その時期にTwitterは一気に世界に名を知られることになります。セレブたちが利用することで、その勢いが止まりませんでした。ところがジャックは黙っていません。時間をかけて策略を重ね、エブを会社から追放します。それをかばったビズまで退職に追い込みました。

 

最終的に残ったのはジャックだけです。とにかく本のタイトルにあるように、若者たちの凄まじい権力闘争が書かれています。有名な政治家、ミュージシャン、俳優等が、実名で登場してきて、そんな権力闘争に絡んできます。特に面白かったのは、今でも最大のライバルであるFacebookとの戦いです。

 

この本が出版されたのは2014年です、それからのTwitterは苦戦しています。当初の勢いが落ちて、利用者を減らしています。Instagramの登場が大きな影響を与えているのでしょう。Facebookだって利用者は減っていますものね。

 

最近のニュースで、Twitterが身売りされるという報道がありました。まず間違いないでしょう。Googleあたりが買収するのではないでしょうか。もし買収が正式に決まったら、創業者の4人はどんな思いでそのニュースを見るのでしょうね。 

 

『ソーシャル・ネットワーク』というFacebookの創業を映画にした作品があります。ここでも権力闘争がありました。Twitterでも同じようなことがあったのを知りませんでした。一読の価値がある、とても面白い著作ですよ。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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