『今』の自分が15歳に戻ったら
オヤオヤ? 昨日の夜から今朝にかけて神戸に雨を降らしていた雲が消えました。スマホのアプリで雲の動きを見ると、帯状になって北上しています。つまり秋雨前線が北上して、神戸は久しぶりに夏の高気圧に包まれたようです。だから暑いのですね。
真夏ほどの暑さではありませんが、久しぶりに夏を感じています。午前中に買い物を終えて午後から仕事に集中していましたが、気がつくとうっすら汗をかいていました。天気予報を見ると、数日はこんな気候が続くようなので諦めるしかないですね。
でも街を歩いていると、秋を感じさせる彼岸花が綺麗に咲いていました。もう来週は10月になりますものね。今日明日は仕事の正念場なので、無事に完了して気持ち良く10月を迎えたいと思います。
さて、昨晩Apple Musicで1977年のポップヒット集を聴いていました。全部で25曲あったのですが、すべて知っている曲ばかりです。といってもメロディを聴いてもタイトルやアーティスト思い出せなくて、何度もスマホを手にして確認していました。
1977年といえばわたしは15歳。ステレオとFMラジオを手放さず、時間があれば洋楽を聴いていた時代です。だから知っていて当然かもしれません。それにしても懐かしいメロディを耳にすると、言葉にできない切なさを感じました。そしてなぜか涙が流れました。
過去を振り返って人生をやり直したい、と思うことはありません。考えてもどうしようもないことですからね。それよりも『今』に向き合うことのほうが大切だと自覚しています。それでももし『今』の自分が15歳に戻ったとしたら。そんなことを昨晩は考えていました。
『今』の自分が15歳に戻るとしたらふたつのパターンがあります。
ひとつは『今』の自分のままで1977年に戻るパターン。
もうひとつは『今』の自分のままで2016年の15歳になるパターンです。
想像しやすいのは、まだ後者のほうだと思います。簡単にいえば寿命が延びたようなものです。でも人生経験も積んでいます。未来の社会がどうなるのかわからないのは今の15歳の人たちと同じでしょう。それでも40年の積み重ねがあるわけですから、少年少女たちに比べたら若干はアドバンテージがあるように思います。まぁそれが固定観念になって障害になる可能性もありますけれどね(笑)
でも前者は難しい。どう生きるべきなのか迷ってしまいます。その先に起きる歴史的な事件は知っています。どんな会社が倒産して、どこで大震災があるのかもわかります。億万長者になりたかったら、上場前のAppleやGoogleに投資することで莫大な財産を得ることも可能ですね。
でも厄介なのが人間関係です。これは想像するだけで精神が破綻しそうです。人と人との出会いや別れは、知らないからこそ成り立つものです。それゆえに苦しいこともあるでしょうが、言葉にできない喜びもあります。でもあらかじめ知っていたら、嫌なことを避けるのは目に見えています。
そうなると『今』の自分が成立しなくなるように思うのです。過去と未来が逆転してしまって、自分がまったく別人になってしまう可能性があります。もちろんいい奴になるかもしれません。でもクソのように嫌な人間になってしまう可能性もあります。
このことは人間が生まれてくる時、過去生の記憶を失くすということの意味を教えてくれているように思います。知らないからいいのです。何が起きるかわかっている人生なんて、まったく何も得るものがないでしょう。悩んだり苦しむから、喜びや幸せが存在するのです。どうなるかわからないから、必死で生きるのです。
昨晩は15歳のころのポップスを聴きながら感傷に浸っていましたが、やはり『今」の自分がいいなぁと思います。人生の残り時間は日々確実に減っていますが、まだまだ何が起きるかわかりません。大暴れしてやろうと目論んでいます。だからこそ今日を全力で生きることができます。そして10年後に自分の人生を振り返った時、やっぱり『今』の自分がいいよなぁ、と思いたい。そのために今夜も仕事を頑張りま〜〜す!
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