ファンタジーに理屈はいらない
今日から10月です。朝のうちは雲が多かったのですが、午後から少し青空が見えてきました。でも台風が通り過ぎるまでは本格的な秋がやってこないかもしれませんね。気分だけでも秋になればと、可愛い花を昨日の散歩中に撮影しました。
10月1日といえば、毎年ブログで書いていますが『温習会』という舞の会が京都の祇園甲部歌舞練場で開催されます。舞子さんや芸妓さんが、普段のお稽古の成果を、ご贔屓筋のお客さんに披露する京舞の会です。この時期になると、毎年思い出します。
ということで舞子さんの世界を描いた映画を午後から観ました。ところがあまりにも酷い。コメディであるのはわかっていますが、花街の世界を知っているわたしにとっては耐え難い作品でした。30分ほど観ただけでリタイア。あえてタイトルは書きませんけれどね。
気分直しということで、ファンタジー映画を観ることにしました。
『オズ』 (Return To OZ)という1985年に公開されたアメリカ映画です。
『オズの魔法使い』という有名なファンタジーミュージカル映画があります。1939年に公開された映画で、あのジュディ・ガーランドが主人公のドロシーを演じました。わたしも大好きな作品です。自分が求めているものは、実はすでに持っていることを教えてもらえる素敵な作品です。
この映画はその続編として作られたものです。でもミュージカルではなく、ファンタジー映画として作られました。まだ観ていなかったので、今日が初めてです。興行的には成功しなかったようですが、アカデミーの視覚効果賞等にノミネートされています。当時としては最新のSFXだったようです。
現代のCGの進化に比べると、かなりしんどい感は拭えません。今ならもっとリアリティのある映像になっただろうと想像します。そしてストーリーもある意味陳腐さを感じました。でも、でも……。
ファンタジー映画に理屈はいらないのですよね。つっこむ気持ちさえどこかに置いておけば、十分に楽しめる映画でした。わたしはファンタジー映画を観るとき、とりあえず批判精神を手放します。純粋にその世界へ入り込み、イメージの楽しさを味わうようにしています。
それでもつまらない映画はありますが、この映画はそうではありません。ファンタジーが持っている基本精神を失うことなく、想像の世界を楽しむことができました。この映画の前に見ようとした舞子さんの映画に比べてたら、月とスッポンの差がありますよ(笑)
2013年に『オズはじまりの戦い』という映画が公開されています。今日観た映画は『オズの魔法使い』の続編ですが、2013年に公開されたのはその20年前の映画です。今風に言えば『オズの魔法使い ゼロ』という作品ですね。まだ観ていないので、機会があれば観ようと思っています。久しぶりにファンタジー映画を観て、気持ちがほっこりしました。
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