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高羽そらさんインタビュー

妻との絆を感じた映画

とんでもなく大きな台風が近づいています。少し北寄りに進路を変えてきたので、関西に直撃することはないかもしれません。でも明日には風雨が強くなりそうですから、注意しないといけませんね。

 

今日も相変わらず湿度の高い状態が続いています。でも一昨日に比べたら、少しはマシでした。多少は秋の空気が混ざっているからでしょう。台風が通り過ぎた後には本格的な秋がやってきそうな気がします。今日は暑さが少しおさまったせいか、散歩中にニャンコを見つけました。

 

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他所様の玄関なのですが、あまりに可愛いツーショットなので許可なく写真を撮らせてもらいました。ありえないと思いますが、もしブログを見ておられたら申し訳ありません。ネコ好きなので許してください(笑)

 

今日は台風に備えて買い物をしてきました。食料の備蓄がない我が家ですから、日数分の確保が必要です。これで近づいてくる台風対策は万全です。今週は予定が詰まっているのですが、なんとか台風の影響を受けずに済みそうです。大きな被害が出ないことを祈っています。

 

さて、とても懐かしい映画を観ました。映画館にも行きましたし、DVD等で何度も観ています。たまたまBSで放送されていましたので、本当に久しぶりに楽しむことができました。

 

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『夢』という1990年に公開された日本とアメリカの合作映画です。監督はご存知のとおり、黒澤明さんです。

 

わたしが邦画で最も敬愛する監督は、黒澤明さんです。彼の作品はほとんど観ています。最近になって小津安二郎さんの作品を観るようになりましたが、やっぱり黒澤作品が大好きです。そのなかでもこの『夢』は、わたしにとってベスト3に入る黒澤映画です。

 

これは8つのストーリーで構成されたオムニバスとなっています。すべて黒澤監督の夢に基づいて作られています。例えば最初の『日照り雨』という作品に、少年時代の黒澤さんを演じた子役が登場します。立派な和風の邸宅なのですが、監督自身が住んでおられた家を忠実に再現してあるそうです。

 

初めて映画館でこの作品を観た時、わたしは感動しました。子供の頃から明晰夢を見ているわたしにとって、この映画はまさにその世界を映画にしたものです。ところが古くからの黒澤ファンにとっては、複雑な気持ちだったようです。

 

今でも覚えていますが、映画館の前方で観ておられた中年の男性が突然立ち上がりました。まだ半分も終わっていません。そして「なんじゃこりゃ。なめとんのか!」と捨て台詞を残して映画館を出て行きました。おそらく『影武者』や『乱』のような映画を期待されていたのでしょう。

 

そしてわたしの周囲にも、この映画の理解者は見当たりませんでした。この映画について誰も語り合える人がいなかったのです。ところが公開されて5〜6年が過ぎたある日のこと、祇園の職場でわたしの部下だった女性がこの映画について語りました。映画館まで観に行って、とても大好きな作品だと話してくれました。

 

そんな人が身近にいるなんて驚きでした。それがわたしの妻です。

 

この映画について二人で語り合っている時、妻との絆を感じたことを覚えています。映画というのは感性で観るものです。特にこのような作品はアクション映画等と違って、観る人を選んでしまいます。それだけに同じ感性を持っていることに、とても嬉しく感じました。

 

オムニバスはおとぎ話のような世界からスタートして、感動の涙を誘います。でもやがて恐ろしい世界に変化していきます。中盤から後半にかけて、人間の心の闇が描かれていきます。でもそれで終わりません。

 

最も最後に上映される『水車のある村』という作品で心が癒されます。最も感動的な内容だと思います。だからこの映画を気持ちよく見終わることができます。もし一度も観たことのない方がおられましたら、ぜひ観てください。おそらくDVDはテジタルリマスターをされているようですので、1990年の映画とは思えないほど画像が美しいはずです。いつまでも心に残る、とても素敵な映画です。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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