学びに年齢なんて関係ない
今日も秋晴れの神戸です。太陽の光の下を歩いていると少し暑さを感じますが、日陰だと本当に気持ちがいい。ぷらぷらと散歩したくなる気候ですが、両手に重い荷物を持っていたので諦めました。
散歩していると、とあるケーキ屋さんでレモンの実を発見。自宅にレモンの木があったら、なんだか幸せかも。そんなふうに思わせるレモンでした。もしかしてここのケーキに使うのかな? そういえば自宅近くのケーキ屋さんで、今年はオリーブの実が収穫できるそうです。それを料理に使うとのこと。カフェも兼ねているお店なので、ちょっと楽しみに思っています。
さてわたしは54歳です。この年齢になってよく思うのは、職業によるイメージと年齢が合わないことです。例えば警察官や消防士という方は、子供のころのイメージが強いので、どことなく年上だという印象を引きずっています。でも街を歩いていて警察官の人たちを見ていると、その若さに一瞬ですが違和感を覚えたりします。
冷静に考えたら当たり前なのですが、強い刷り込みができてしまっているのですよね。お医者さんも同じことを感じます。病院に行った時に医師の方を見ていると、ほとんどがわたしより若い世代です。医者というのは年上だというイメージが根強く残っているので、ちょっと驚きを感じたりします。
そして現代の企業の経営者として第一線で活躍している方たちも、ほとんどが年下になってきました。まだどこか年上感を感じさせてもらえるのは、科学関連のノーベル賞受賞者だけかもしれませんね。
といって自分が年齢を重ねたことを嘆いているわけではありません。自分が抱えている固定観念に驚いているだけのことです。今の若い世代から多くのことを学ばせてもらっています。昨日のブログで書著を紹介させていただいた梅原大吾さんもその一人です。
わたしたちは義務教育を受けるさい、教師という目上の存在から学びます。子供だから当然であり、致し方ないことです。でもわたしたちの世代の学校は、まだ古い意識が残っている時代でした。教師という人たちをどこか特別視させる空気が存在していたのです。江戸時代に流布された儒学の影響なのか、はたまた太平洋戦争の軍国主義の名残なのか、その理由はわかりません。
どちらにしても「学び」は年上の人から、という刷り込みがどこかにあるように感じます。それがあまりに強いと、わたしのような年齢になって頭が固くなってしまいます。子供のような若い人から、何かを学ぶことに抵抗を感じてしまう人がいます。ましてやそれが今まで自分の得意分野であったり、職業に関するものであったりすると、なおさら抵抗感を強く持ってしまいます。
それは非常にもったいないことです。「学び」に年齢なんて関係ありません。自分よりも知識と経験がある人から学ぶのは当然です。そしてどれだけ年齢を重ねようと、学ぶことはエンドレスにあります。これで学ぶことが終わりなんて、どの世界にも業界にも存在しません。
わたしが初めての本を出版したのは、50歳になる年です。めちゃくちゃ遅いスタートです。でもだからといって年齢なんて気にしていません。スタートした地点が「学び」の始点ですから、そこから吸収するべきことが山ほどあります。
ですからわたしより若いとか年上だとか関係なく、様々な人たちの考えを知り、そこから学ぶことが必要です。わたし自身も気持ちのうえでは10代や20代の感覚を持っています。気持ち悪い意味でとらえないでくださいね(笑) 心構えとしてスタート地点に立ったばかりだと考えている、という意味ですよ。
客観的な年齢を考えると、みじめに思うことはあります。もっと早く始めていたら、今よりもっと先に進んでいたのではないか。そう思うこともあります。でもどれだけ考えたって仕方ないことです。「今」の時点から学ぶべきことを学び、やるべきことをやっていくしかありません。
だからあらゆる情報に関心を持つようにしています。古い情報であっても無視しませんし、最新の情報も妄信せずに自分の頭で考えています。朝のブログで『 SOLA TODAY』というコーナーを書き続けているのは、知り得た情報を自分のなかで一度消化するためです。
とにかく常に謙虚な気持ちで、若い方の意見にも、年配の方の意見にも、心を向けていきたいと思っています。そして自分がそうした情報を発信できるようになれたらいいなぁと、心から願っています。
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