心の美しさだけが見えるとしたら
神戸もかなり冷えたのですが、関東に比べたら暖かいですね。最高気温が14度くらいですから、おそらく10度は違うでしょう。お昼のニュースをテレビで見たとき、関東地方の積雪の映像に驚きました。
11月の初雪は54年ぶりだとか。ということは前回はわたしが生まれた年ですね。記憶にあるかどうかで問えば、おそらくほとんどの人が初めての経験だと思います。もし明日も同じように冷えるのなら、道路の凍結等が心配ですね。移動される方は大変だと思います。
初雪は54年ぶりですが、都内で積雪したのは明治8年の観測開始以来初めてのことだと報道されています。そうすると54年どころではありませんね。地震や火山の噴火等、何年も起きていないようなことが普通に起きる時代になっているということです。いつもブログで書いていますが、『想定外』などという言葉は忘れてしまうべきです。何が起きても『想定内』にしておかないと、あわてふためくことになりますね。
今日は引きこもって小説を書いていましたが、午前中はひたすら毒物の検索をしていました。どうしてもある性質を持つ毒物が物語で必要になったので、該当する毒物を探していました。今はネットがあるから便利ですね。そのためにわざわざ図書館まで出向く必要がありません。
実は学生時代に「毒物劇物取扱者資格』を取得しています。学科と実地試験がある資格で、機会があったのでたまたま取得しました。ですから法律で指定されている毒物の名前や性質には多少馴染みがありますので、懐かしく思いながら検索記事を読んでいました。幸いピッタリの毒物が見つかったので、今日の午後にはその毒物を使って物語を書きました。
さて、今日の午後に観た映画です。わたしはまったく知らない映画だったのですが、妻が面白そうだと教えてくれたのでDVDを借りてきました。想像していた以上に素敵な映画だったので、もっと早く知っていればと後悔したほどです。
『愛しのローズマリー』(現代:Shallow Hal)という2001年の映画です。ラブ・コメディなのですが、人間の本質を考えさせられる作品でした。
主人公のハルは9歳の時、病で亡くなる父から遺言を聞かされます。とびきりの美人以外とは交際するな、という馬鹿な遺言です。ところがその言葉に洗脳されたハルは、成人になってもその呪縛から抜け出すことができません。
女性の人間性など見向きもしないで、見た目だけにこだわります。ところがある事故で大物カウンセラーと知り合い、抱えた苦悩から救われるために催眠術をかけてもらいます。見た目ではなく、心の美しい女性が美人に見えるという暗示です。
その直後、ハルはローズマリーというとびきりの美人に出会います。今まであったことのないほど完璧な女性でした。でも想像できますよね? ハルにとっては美人ですが、彼女の本当の姿は体重100キロを超える巨体を持つ女性だったのです。
その後の二人がどうなったかは、ぜひ映画を観てください。ハッピーエンドですから安心して観ることができます。そしてとても感動します。ローズマリー以外にも、見た目だけで不当な差別を受けている大人や子供たちが登場します。でもハルの目には、その人物の心がありのまま見えるのです。だから外見は超美人なのに、老婆のように見える女性なども登場します(笑)
ハルを演じているのは、わたしが大好きな俳優であるジャック・ブラックです。『スクール・オブ・ロック』と『ホリデイ』のジャックが大好きでしたが、このハルという人物も大好きになりました。
そしてローズマリーを演じているのは、文句なしの美人であるグウィネス・パルトローです。だからローズマリーがどれだけ心の美しい女性なのかわかりますよね。特殊メイクで太ったローズマリーになるときは、4時間かけて変身したそうです。でもグウィネスだと気づかないほど完璧な変身でした。
大笑いしながら元気になれる映画です。そして観終わると、とても心優しい気持ちになります。エンドロールもすごくよかったです。普通はスタッフたちの名前が出るだけですが、彼らの写真や映像も同時に流されていました。監督のスタッフたちに対する愛を感じます。こんな素敵な映画があるのを知りませんでした。おすすめですよ〜〜!
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