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高羽そらさんインタビュー

分水嶺を流れる水の心

今日も気持ちのいい天気です。風が穏やかなので、さほど寒さを感じません。まだ残っている小さい秋を見つけました。

 

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わたしの地元である神戸市の六甲教会の鐘楼とイチョウの木です。この葉がすべて落ちると、一気に教会はクリスマスの雰囲気に満たされます。きっとサンタクロースも準備に余念がないことでしょう。そう思っていると、準備中のサンタクロースを発見!

 

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毎年恒例となったダンディー君のコスプレです。散歩中に見かけるワンちゃんなのですが、今年もこの衣装でバッチリ決めています。

 

昨日のブログで書いていたとおり、今日はTSUTAYAに行きました。ところが目的としていた『ハンニバル』はレンタル中。前回に観た『レッド・ドラゴン』も最初はレンタル中だったので、どうもこのシリーズは待たされることが多いようです。また来週に寄ってみます。

 

TSUTAYAさんもすっかりクリスマスの雰囲気で、『ラブ・アクチュアリー』や『ホリデイ』等のクリスマス映画が特設コーナーに並べられていました。何度も観た映画なのでセリフまで覚えているほどですが、確かにこの時期になると観たくなりますね。

 

さて昨晩のことですが、録画したBSの旅番組を見ていました。東北の紅葉を特集したものです。ある山中の駅近くにある、分水嶺が紹介されていました。分水嶺というのはよく耳にする言葉ですが、映像で見たのは初めてでした。

 

そこは逆T字になった小さな小川でした。上流から水が流れてきて、突き当たりで左右に分かれます。逆T字状態を正面に見ると、左が日本海、右が太平洋に向かう川に続いています。同じ上流から流れてきた水なのに、その瞬間の選択でまったく違う海の一部になるのです。

 

ちょっと感動するとともに、その水の心を想像してみました。

 

この世のすべての物質には意識があると思っています。人間のような感覚でなくても、水には水の意識が存在するはずです。その意識にわたしの心を投影してみると、その分水嶺での決断に葛藤を覚えます。

 

ほんの一瞬で決めなくてはいけません。たった数ミリでも左右のどちらかの流れに乗ってしまえば、もう変更することはできません。自分の運命が決まってしまうわけです。自分がその立場になってみると、とても悩むだろうなぁと思いました。

 

もし日本海に行って後悔することになれば、一度太陽の光に当てられて水蒸気になる必要があります。人間で言えば『死』のようなものですね。そして再び雨になって分水嶺にやってきた時、ようやく太平洋側を選択することができます。生まれ変われないと違った現実を体験できないのです。

 

では人間はどうなのでしょう? 人間だって人生における『分水嶺』に向き合うことがあるはずです。やはり生まれ変わらないと、やり直せないのでしょうか?

 

今日TSUTAYAさんに寄った時、希望していた『ハンニバル』がなかったので、クリスマスコーナーから『天使のくれた時間』という映画を借りてきました。もう数え切れないほど観ている映画で、このブログでも紹介しています。

 

ニコラス・ケイジが主役で、パラレルワールドをテーマにした作品です。もし違う人生を選択していたら、どうなっていたのか? この映画の場合は『お金』か『愛』かという選択肢でした。

 

主人公はパラレルワールドを経験することで、金持ちだった自分が忘れていた『愛』を取り戻します。パラレルの世界には戻ることはできませんが、そのエッセンスを持って帰りました。だから金銭的に成功した人生に戻っても、きっとその『愛』を育んでいけるだろうと想像します。

 

もしかすると『水』と『人間』の意識の違いは、そこにあるのかもしれません。過去に戻って選択をやり直すことはできなくても、『今』の生き方によって未来を変えることが可能です。日本海を体験しつつ、太平洋を手にすることができるはずです。それこそが人間に与えられた恩寵だと感じます。

 

だから本来人間は、『水』のように生まれ変わる必要がないのです。『今』という瞬間でもがきながらも、過去を後悔だけで終わらせることがなければ、きっと新しい道が見えてきます。そこには分水嶺で選択しなかった別の道と同じ経験をもたらすものもあるはずです。

 

過去の事実を変えることができなくても、その解釈を変えることは可能だということです。人間に与えられた想像力を駆使することで、日本海と太平洋を同時に知ることができます。分水嶺での選択を思い悩む必要がないのです。久しぶりにこの映画を観ていて、そんなことを感じました。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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