鋼のメンタル
今日は久しぶりに朝から夕方にかけて、ずっと青空が広がっていました。冬型も少し緩んだようで、クリスマス近くになって暖かくなるようですね。
次の土曜日はイブで、来週の日曜日はクリスマスです。今日から来週の週末にかけて、百貨店やモール街は大勢の人でごった返すでしょう。我が家のクリスマスは、自宅でちょっとしたパーティーをしています。
いつもならついつい食べすぎる量の食材を買ってしまうのですが、今年のわたしはダイエット中です。ほぼダイエット終了宣言間近ですから、クリスマスとお正月を無事にやり過ごすことが今年の課題です。
ということで今年はいいものを少量買って、量よりも質を楽しむクリスマスにしたいと思っています。きっとお正月もそのパターンになるでしょう。せっかくダイエットをしているのに、リバウンドをしたらもったいないですからね。
さて、昨晩に読了した本です。
『鋼のメンタル』百田尚樹 著という本です。
ベストセラー作家の百田さんが今年になって出版された新書です。出版当時から読みたかったので、とても楽しみにしていました。そして期待どおりに、とても勉強になった素敵な著作でした。
百田さんというのは言いたい放題を語るので有名です。Twitterの投稿を見ていても、大丈夫かいな? というようなことを書かれています。これは炎上するだろうなぁと思っていると、あんのじょう炎上してYahoo!ニュースでもアップされています。
おそらくTwitterの百田さんのアカウントには、数え切れないほどの罵詈雑言がリプライされていることだと思います。それでも平然として自分の言いたいことを言い続けている百田さんのメンタルの秘訣を知りたい。そんな思いでこの本を手にしました。
なぜならわたしは関西弁で言うところの「気にしぃ」という人間だからです。自意識過剰なところがあって、自分に対する他人の評価が気になって仕方ありません。ですから言いたいことを思うように発言しない癖が、子供のころからついているのです。
最近はそうでもなくなりましたが、まだまだその癖が残っています。でもこの本を読むことで、自分の課題が見えてました。なるほどなぁと思い、自分にも『鋼のメンタル』を持つことができるかもしれない。そう思えるようになりました。
この本のタイトルは、百田さんの奥様と息子さんの会話からできたものだそうです。百田さんは自分の悪口を、時間があるときはネットで見ているそうです。いわゆる『エゴサーチ』というものです。そんな百田さんを見て、「父ちゃん、信じられへんことをしているな」と奥さんが言いました。
すると息子さんが、「うん、あれは鋼のメンタルやで」と答えたとのこと。その会話を編集者に話していて、この本のタイトルと内容が決まったそうです。
とてもためになる本ですから、気になる方はぜひ読んでみてください。目次の一部だけを紹介させてもらいます。
・打たれ強さの鍛え方
・挫折との付き合い方
・心の立て直し方
・精神の解毒法
・鋼の処世訓
・「成功」の捉え方
というような内容について書かれています。わたしが読んでいて、なるほどと感銘した部分を抜粋します。『心を壊すのも立て直すのも自分』という見出しの段落に書かれていたものです。
〜以下抜粋。
人の心は繊細で壊れやすいものであるのはたしかです。一種の精密機械のようなところがあります。
でも実は、心は外からのダメージには意外に強いのです。それよりも内側からのダメージに弱いのです。つまり敢えて言えば、心を壊す人は、自分で壊しているようなところがあります。人は環境の変化によってダメージを受けることがありますが、実は環境の外部からダメージを受けているのではななく、自分はその環境にいるという意識が心にダメージを与えているのです。
〜以上抜粋。
本当にそうだと思います。その例として書かれていましが、同じ大学に入学しても、第一志望で入った人と、滑り止めでやむなく入学した人とでは、同じ環境に置かれても感じ方が違うということです。
とても元気が出る本ですよ。百田さんがなぜあれだけメンタルが強いのかについて、とてもわかりやすく書かれた本でした。
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