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高羽そらさんインタビュー

甥っ子のダンスを見てきた!

昨日は午後になってから、京都へ向かった。といっても京都市内ではなく、京都市の南にある城陽市というところ。

 

京都にいるころは車で気軽に行った場所なので、そんなに遠方だという感覚がない。ところが神戸から公共交通機関を使っていくと、マジで遠い。

 

自宅を出てから目的地に着いたのは、なんと2時間半後だった。新幹線でのぞみに乗れば、京都から東京まで行けてしまうwww

 

なぜこんなに時間がかかるかといえば、逆V字に移動しなければいけないから。一旦京都駅まで北上して、そこから近鉄電車で南に向かう。ということで、昨日は往復5時間の旅をしてきた。

 

向かった先は城陽市にある、文化パルク城陽という立派なコンサート会場。たしか20年以上前にこのホールができた直後、歌舞伎だったか狂言だったかの公演を観たことがある。

 

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会場はこんな雰囲気の場所。目的はボクの甥っ子が出演するダンスを見るため。この写真に写っているのは、出演を控えた別のメンバーが練習している様子。甥っ子はこのすぐ近くで、本番前の練習をしていた。

 

かなりでかい会場で、先日行ったジェフ・ベックのライブ会場と同じ規模。自由席だったけれど、どこに座ろうかと悩むほどの超満員。舞台を見て、その大掛かりな装置に驚いた。

 

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こんな具合。この中央にあるDFLYというのが、甥っ子が練習しているダンススクールの名称。オープンして10周年になるそうで、この日は毎年行われている練習生の発表会だった。

 

ダンススクールと言ってもいろいろあると思う。クラシックバレエを教える教室もあれば、日本舞踊教室などもある意味ダンススクールと言っていい。でもこのスクールは、いわゆる『ストリートダンス』を教えている。

 

ヒップホップの強く激しいビートに合わせて踊るダンスを見たことがあると思う。有名なEXILEなんかも、そんなストリートダンス系のダンスだろう。

 

甥っ子がやっているのは、ストリートダンスのなかでKRUMP(クランプ)と呼ばれているもの。どういうダンスなのか、ネットでの説明を引用してみよう。

 

『犯罪発生率も高く情勢不安定なロサンゼルスのサウスセントラルの過酷な状況の中で生きる若者達が、ドラッグやギャングの道から遠ざけ、犯罪に手を染めることなく、厳しい環境を生き抜くための手段として生み出された踊りである』

 

ロサンゼルスが発祥のダンスで、若者が自分のうちに抱えた怒りや不安を、攻撃的なダンスで昇華するもの。押し潰されるような社会からのストレスを暴力で訴えるのではなく、ダンスを通じて自分の全身から解き放っていくものだと思う。だからヒップホップ系のダンスとちがって、とても激しい。

 

写真では伝わりにくいと思うけれど、こんな雰囲気で甥っ子が舞台に登場した。

 

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ちょっと遠方だけれど、左から2番目が甥っ子。

 

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この写真だと、ちょっと動きの雰囲気がわかるかな?

 

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この写真のように向かい合って、自分の怒りを全身で表現するダンス。見た目は怒りや暴力を表現しているけれど、その根底にあるのは『愛』なんだ、と甥っ子がボクに教えてくれたことがある。だから本当は人間に対する『愛』を表現するダンスなのだと思う。

 

KRUMPは京都でやっている人があまりいなくて、甥っ子はそのパイオニア的な位置にいたらしい。そうしてキャリアを積みながら、ダンスで収入を得ていく道も見えかけていた。

 

ところが2年前の3月のこと。甥っ子はトラックにはねられて、生死の境をさまよった。半月ほど意識不明だった。

 

でも彼の魂は生きることを選択した。4月になってようやく意識を取り戻し、長い入院生活を過ごして自宅に戻れるようになった。

 

だからと言って、以前のようなダンスパフォーマンスが復活したわけではない。事故の影響で、思うように身体が動かせない部分があったりする。今も通院しながらリハビリを続けている。

 

でも甥っ子にとっては、ダンスがどんな治療にも勝るらしい。きっとダンスを始めたころのような新鮮な気持ちで、生まれ変わった自分がステップを踏むのを感じていると思う。

 

少しでも以前のパフォーマンスが取り戻せるよう、日々のトレーニングを積んでいる。その成果を昨日は見せてもらえた。

 

身びいきで言うのではなく、マジでかっこよかった。ステージに立っている姿は堂々としていたと思う。2年前の事故のことを思うと、舞台で照明を浴びていることの素晴らしさに感動してしまう。

 

ダンスが終わったあと、甥っ子が言っていた。

 

「普段は動きにくい腕が、ステージに立つと不思議に動きました」

 

こんなセリフが出てくるのは、きっと甥っ子が根っからのダンサーだからなのだと思う。自分が好きな道を進む人間は、どんなことも乗り越えていけるはず。

 

甥っ子の姿を見ていて、ボクもやる気が出てきた。好きなことを続けるのに、壁が出てくるのは当たり前。その壁を越える楽しみや喜びを得るためには、何があっても自らの足で超えていくしかない。そんなことを甥っ子に感じさせてもらえた、素敵な1日だった。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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