ネコがみないみないテレビ
じゃっかん肌寒さが残っているものの、歩くと春だとわかる。例年より半月ほど季節が遅れている印象だけれど、その分春を長く楽しめそうな気がしている。
どちらにしても今月いっぱいは仕事に追われているので、大好きな桜は来月に開花していくれるほうがありがたい。ちらほら咲き出したら、じっとしていられないからね。
さて、先日から楽しみにしていたテレビ番組があった。それがこれ。
『ネコがみるみるテレビ』というNHKの番組。
ネコを見る番組は、『岩合光昭の世界ネコ歩き』という有名な番組がある。もちろん我が家では毎月必ず録画して見ているし、ミニ版の再編集された番組もチェックしている。
でも新番組は『ネコを』見るのではなく、『ネコが』見るという番組。要するにネコのために作られたという画期的なもの。
残念ながら大阪だけの放送なので、関西エリアの人(ネコ)しか見られない。
これは是非とも我が家のミューナに見せなければいけないと思い、意気揚々と録画した。
そして昨晩、ちょうどミューナが起きていたので、その録画を再生してみた。
ひどい。なんてひどい番組なのだろう……。
ネコを飼っているというカメラマンがいて、その人がネコのための映像を作るという内容だった。コンセプトはすばらしいけれど、番組自体は最低のでき。
ネコの着ぐるみを身につけてどうでもいい打ち合わせのシーンばかりで、ネコがどのような映像を本当に好むのか、動物学的な検証はされていない。ただ遊んでいるだけ。マジでアホらしくて白けた。
最終的には短いけれど、どうにか映像を完成させている。BGMにはネコが好むという音楽を挿入して、ネコの気を引きそうな映像がちりばめてある。
でも我が家のミューナは完全に無視! 『世界ネコ歩き』なんてテレビの前に行って真剣に見ているけれど、この番組はお尻を向けて見ようともしなかった。
番組内でも、あるお寺のネコにその映像を見せたけれど、まったく反応なし。そりゃそうやろう。何も考えずに作っているのだから。
仮にもNHKが放送するものだから、ある程度動物学的な内容に沿ったものだと期待していた。そう思っているネコの飼い主さんも多かったはず。
ところがまるで三流のバラエティ番組以下でしかなく、20分録画した電気代と受信料を相殺して欲しい気分になった。
まぁ、よくこんなひどい番組を作ったものだ。ネコの飼い主さんやネコをバカにしているとしか思えない。
最初から『ネコがみないみないテレビ』というタイトルにするべきだったと思う。久しぶりにムカついたので、ついブログでディスってしまった〜!
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