共演者が変わると舞台も変わる
やっぱり、まだ寒い。今日も厚手の上着を着込んで外出するほど季節風が冷たかった。もしかすると痩せて脂肪が減ったので、寒さがこたえるのだろうかw
午前中はカフェにこもって仕事をしていたけれど、土曜日なので人の出入りが多い。どうしても外気が一緒に入ってくるから、部屋のなかだというのに、上着をはおったほど寒かった。おかげで眠気は吹っ飛んだので、仕事はかなり進んだけれどね。
でも動物たちは春を感じているみたい。
スーパーの外で飼い主さんを待っていたワンちゃんたちも、真冬とちがってどことなく穏やかな表情をしていた。彼らにはちょうどいい気温なのかも。
なでさせてもらうとすり寄ってきたから、ご機嫌さんで留守番をしていたんだろうね。今ごろは暖かい部屋で昼寝でもしているのかな?
3月も下旬になると、引越しのトラックをよく見かける。この時期は別れと出会いが交錯する季節。
ボクも今までの人生を思い返してみると、様々な出会いと別れを経験してきた。小学校卒業以来会っていない人もいるし、転職して以前の職場の人と会うこともまずない。
ボクの場合転職が多いから、それだけ別れた人も多い。もっと時代をさかのぼれば、ボクを産んでくれた母親とは7歳のころに離れたきり。生きているのか死んでいるかもわからないけれど、この人生で会うことはおそらくないだろう。
このような人間関係の変化は、学校の卒業や転職等がきっかけになっているように思える。でも本当にそうだろうか? ボクは疑問に感じることがある。
卵が先か鶏が先か?
学校や職場というものは、人生を演劇に例えると舞台のようなものだと思う。舞台が変わるから、出演している共演者が変わる。普通はそう考えるだろう。
だけどもしかすると、人生における共演者が変わるから舞台が変わる、とは考えられないだろうか?
転職するから新しい職場で出会いがあるのではなく、その職場の人と出会う必要があったから転職したのでは? ボクはそう考えている。
人間はどうしても原因と結果を時系列でとらえてしまう。でも今の会社を辞めよう、あるいは転職しようという決意をあと押ししているのは、未来に会うべき人との約束ゆえではないだろうかと考えている。
人生において出会うべき人とは、生まれる前に約束を交わしている。ボクはそう信じている。
だから必ず会う。外国人であろうと、宇宙人であろうと関係ないw
人生のある時空において、約束した人物とは必ず出会う。もしその人が別の職場で一緒に仕事をする人なら、否が応でも転職したくなるはず。そうした人と人とのつながりが、自分の人生の舞台を変化させているのだと思う。
だから人生において変化の兆しを感じたら、迷わず飛び込むべきだろう。仕事を辞める自分を責める必要なんかない。新しい舞台に立つときがやってきただけなのだから。
春というのは、そんな出会いが多く起きる時期だと思う。ちなみに約束している人が善人だとは限らない。芝居には悪役も必要だからね〜〜!
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