ロックンロールは不滅だ！
いよいよ梅雨入り。今日になって近畿だけでなく、関東方面まで梅雨入りした。その宣言どおり、朝からシトシト雨が降っている。
雨の日に買い物に出るのは大変。歩くのも辛いけれど、それ以上に荷物を両手で持てないのがしんどい。片手は傘に取られちゃうからね。
それでも暴風を伴った雨じゃないだけでもラッキー。とりあえず無事に買い物を済ませて帰ってくることができた。
今日のようなしっとり降る雨は、植物たちにとってはまさに恵の雨。特に盛りを迎えている紫陽花たちはかなり喜んでいると思う。
散歩中に出会った、雨に濡れた紫陽花。勝手な想像かもしれないけれど、やっぱり嬉しそうに見える。
さて梅雨ともなれば、なんとなくうっとしいもの。そんなジメジメとしたうっとうしさを吹き飛ばせる映画を紹介しよう。
『ロック・オブ・エイジズ』という2012年のアメリカ映画。もともとはミュージカルだけれど、トム・クルーズを起用して映画化されている。昨日、久しぶりに観た。
歌手を夢見てハリウッドに出てきた女性と、同じく歌手を目指す男性との恋を描いた物語。そこに伝説のロックスターであるステイシー・ジャックスがからんでくるという、とってもシンプルなストーリー。
この写真にあるように、ステイシーをトム・クルーズが演じている。アル中で旬を過ぎた落ち目のミュージシャンだけれど、過去の栄光に必死でしがみついている。そんな屈折したロックスターを、トム・クルーズが見事に演じている。彼の姿を見るだけでも、値打ちのある映画だろう。
そのうえ伝説のライブハウスの経営者をアレック・ボールドウィン、さらに元ステイシーのグルーピーで、現在は市長夫人というユニークな女性をキャサリン・ゼタ＝ジョーンズが演じている。周囲が豪華すぎて、主役の若いふたりの影が薄いけれどね〜w
とにかくこの映画はロックに対するリスペクトで満ちている。1980年代を過ぎて、『ロックは死んだ』とまで言われた。ところがどっこい、まだロックは生きている。ロックンロールは不滅だ！ と叫んでいる映画。
だから80年代の有名なロックが、ミュージカルの曲に取りいれられている。
ジャーニー、ボン・ジョビ、ガンズ・アンド・ローゼズ、デフ・レパード、フォリナー、ナイト・レンジャー等の名曲が、これでもかと使用されている。ロックファンにとってはたまらない！
また出演者たちの歌唱力が素晴らしい。主役の若いふたりのハモリは完璧。トム・クルーズを始めとする俳優たちも、見事な歌を聴かせてくれる。ストーリーはシンプルだけれど、理屈抜きに楽しめる映画。
エンディングでジャーニーの『Don’t Stop Believin’』を歌うトム・クルーズと主人公のふたりを見ていると、ボクはドラマの『glee』を思い出した。
あのドラマでもコリー・モンティス演じるフィンと、リア・ミシェル演じるレイチェルが、見事なハーモニーでこの曲を歌っていた。『giee』にとってテーマソングのような曲だったものね。
とにかく梅雨のジメジメを忘れるのに、最高の映画だよ〜！
『高羽そら作品リスト』を作りました。出版済みの作品を一覧していただけます。こちらからどうぞ。
