衝撃の事実が抜けてるやん
昨日の雨も午前中にあがり、午後からは梅雨入りして早くも『梅雨の晴れ間』となった。まぁ梅雨というのは明確なものじゃないから、晴れたり雨が降ったりのくり返しだよね。とりあえず外出する明日は晴れるようなので、まずは良かった。
今日のTwitterでつぶやいたけれど、最近ボクがハマっているエド・シーランが今年の秋に来日するという報道を見つけた。10月25日に大阪城ホール、10月31日と11月1日に東京の武道館でライブをする。
昨日たまたまエド・シーランのライブ映像をYouTubeで見ていて、めちゃいいライブだなぁと思っていた。すごいパワフルなコンサートだった。わぁ、こんなライブを体験できたらいいなぁと思いながら眠った。
ところが今朝の来日情報! 昨日の今日だから、まじでビックリ!
これは行くしかない。とりあえず先行予約の抽選に申し込んだ。もちろん参加するのは大阪公演。だけどちょっと心配。
リリースするアルバムやシングル曲は軒並みプラチナセールスを記録して、昨年はグラミー賞の最優秀楽曲賞も受賞している。今や人気絶頂のシンガーソングライター。抽選に漏れなければいいんだけれどなぁ。でもまぁ、大丈夫だろう。
昨日ライブに行きたいと思ったとたん、来日情報に遭遇したボクだからね。しばらくドキドキしながら、当選通知のメールを楽しみにしていよう。
さて、昨日はめちゃ面白い長編小説を読み終えた。
『天使と悪魔』ダン・ブラウン著という本。先日久しぶりにこの作品の映画を観て、まだ読んでいなかった原作を手に入れた。
この物語の主人公であるロバート・ラングドンが登場するのは、映画では次作の『ダヴィンチ・コード』が先だけれど、小説としてはこれが最初の作品。だからラングドンについて詳しく知ることができた。
原作とちがうとは聞いていたけれど、ビックリするほどちがった。『イルミナティ』という闇の結社を描いた物語であることに変わりはないけれど、映画とのちがいに驚いてばかりだった。
映画では誘拐された4人の枢機卿のうち、4人目の枢機卿は助かり、彼が次のローマ法王になる。でも原作ではこの枢機卿も殺される。だから次のローマ法王は当然ながら別人。とにかくこの段階でぶったまげた。
映画というのは時間の制約があるから、原作とちがうのは仕方ない。でもこの作品に関する衝撃の事実が、映画では抜けている。
それは『イルミナティ』の犯行に見せかけた黒幕のカメルレンゴが、実は亡くなったローマ法王の息子だったという事実。ローマ法王は当然ながら童貞でなくてはいけない。だからカメルレンゴにとって、信頼していた法王に子供がいたという事実だけで殺害の動機になる。
でも映画ではそれが無視されていた。だから動悸が弱い。さらに小説のラストで法王は誓いを破っていないことが明かされる。法王は愛する女性と性関係を持たず、人工授精によって子供を作っていた。そしてその子供がカメルレンゴだった。
カメルレンゴはその事実を知らず、実の父親を殺してしまったことになる。とにかく映画とのちがいに驚くと同時に、カメルレンゴの苦悩を想像するだけで心が痛かった。いやはやすごい小説だわ!
映画には映画の良さがあるけれど、物語の完成度は原作にはかなわないよね。この小説を読んで、ようやく『天使と悪魔』という物語の良さが理解できた。
『ダヴィンチ・コード』はかなり原作に忠実に作ってある。この作品に関しては映画も原作も読んだけれど、先日映画を観たので原作を読み直すつもり。きっと忘れていることがあるだろう。
そしてラングドンが活躍する『ロスト・シンボル』と『インフェルノ』という続編の小説も読破するつもり。そのうえで、昨年に映画化された『インフェルノ』を観よう。当分はダン・ブラウンの世界にどっぷりと浸かりそうだね。
『高羽そら作品リスト』を作りました。出版済みの作品を一覧していただけます。こちらからどうぞ。