可愛い子に味方したくなるよね
東京は雨らしいけれど、神戸は快晴。それも空気が乾燥しているので、歩いていても本当に気持ちがいい。こんな感じで気温だけ上がるのなら、夏も快適なんだろうけれどね。とにかくあのムシムシの湿度が来るまで、もう少しこの快適さを味わっておきたい。
そんな気持ちい気候のなかスーパーに行くと、以前から気になっていた商品を発見。新商品らしくまだどこにも置かれていなかったけれど、今日になってようやく見つけた。
『ゆかり』という以前からあるシソのふりかけが好きなんだけれど、新商品はとなりの『かおり』という青じそふりかけ。見つけたとたんうれしくて、Instagramでアップしてしまった。
まるで女性の名前だから、「いつもの『ゆかり』じゃなくて『かおり』を選んだ」なんて書いたら、まるで浮気しているみたいだよねwww
さっそく夕食に味見してみるつもり。さてさて選ぶのは『かおり』になるか、それとも『ゆかり』になるか。まるで優柔不断な男のよう。
そんな男が登場する映画を観た。
『ベスト・フレンズ・ウェディング』という1997年のアメリカ映画。先ほどの『ゆかり』と『かおり』に該当するのが、この写真のふたり。
『ゆかり』ことジュリア・ロバーツが演じるジュリアンは、元恋人だったけれど、今は親友のマイケルから電話をもらう。もしお互いに28歳まで独身だったら結婚しようと約束していたから、間もなく28歳のなるジュリアンはプロポーズだと期待した。
ところがマイケルは別の女性と結婚するという。週末の結婚式に、急きょキャンセルされた花嫁のブライドメイドになってほしいと依頼される。マイケルが選んだのは、『かおり』ことキャメロン・ディアスが演じるキンバリーという大学生で、父親はシカゴのホワイトソックスという大リーグ球団のオーナー。
ジュリアンは意地っ張りで、本当はマイケルが好きなのに告白せずにいた。ところが自分以外の女性と結婚することを知り、嫉妬で自分を見失う。そこでなんとかしてマイケルを取り戻そうと、必死になってふたりの結婚を邪魔しようとする物語。
ラブコメディなので、肩も張らずに大笑いできる楽しい映画だった。ジュリア・ロバーツの演技がうまいので、本当に憎らしい女性に見えてくる。さらにマイケル役をしているダーモット・マルロニーの優柔不断な演技に、さらにイライラが増して笑ってしまう。
このふたりに対してイラつく最大の理由は、キンバリー役のキャメロン・ディアスがめちゃ可愛いから!!!
こんなキュートなキャメロンを初めて見たかもしれない。キンバリーという女性はとてもピュアな大学生で、心の底からマイケルのことを愛している。その意地らしい姿を見ていたら、ついつい彼女の肩を持ってしまう。可愛い子の味方をしたくなるのは、仕方ないよねw
これだけイライラするということは、3人の演技と監督の演出が素晴らしい証拠だろう。そしてわれらがアイドルであるキンバリーが、最後に幸せになるから爽快。ジュリアンも身勝手な自分に気づいて、いい友人としてエンディングを迎えるからいいよね。
マイケルが選んだのは『ゆかり』じゃなくて、新しい「かおり』だったというお話だった。気楽に楽しめる素敵な映画だよ。
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