SOLA TODAY Vol.459
今日から12月。今月は『スターウォーズ』の新作が公開される。この映画でユニークなのは、様々な姿をした宇宙人たち。そしてR2D2やC3POのような愉快でクレバーなロボットたち。
近年ではAIを搭載したロボットが実用化されつつあるけれど、まだSF映画のような個性的なものは登場していない。自我というのは人間特有のものでもあるから、機械に個体特有の意識を持たせるには時間を要するだろうね。
だけど決して遠い未来じゃないと思う。そんな期待を抱かせるような、楽しい記事を見た。
IPHONEの音声認識、トロンボーンの演奏を妻にメッセージしてしまう
とにかく笑った。トロンボーンの奏者であるポールさんが、妻に買い物に行こうとiPhoneの音声入力を使用してメッセージを送った。その直後にトロンボーンの練習をしたらしいけれど、奥さんのiPhoneには奇妙なメッセージが大量に届いた。
その内容がこれ。
トロンボーンの音をiPhoneが認識して、そのまま奥さんに送ったらしい。
これって、めちゃめちゃ可愛くない? 機械だから素直に反応しただけなんだろうけれど、こうして文字化されるとかなりラブリーな印象を持ってしまう。
一生懸命意味不明な音を相手に伝えようとしている姿が、とても健気に見えてくる。そして漫才で言うところのボケの感覚にも似て、思わずクスッと笑ってしまう。
もちろんiPhoneにはそんなつもりはないだろう。音声を変換しようとしただけ。だけど受け取る人間がそれをどのように取るかによって、機械とのコミュニケーションに新たな可能性が見えてくると思う。
受け手に与える印象を考慮することで、ロボットたちとのコミュニケーションが人間に笑顔をもたらすことができるはず。気持ちが落ち込んでいたり、悲しいことがあったとき、もしかしたらロボットが慰めてくれるかも。そんな時代が遠い未来ではないことを、この記事を読んで感じた。
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