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高羽そらさんインタビュー

SOLA TODAY Vol.606

ゴールデンウイークなんだけれど、引越し作業をよく見かける。連休を使って引越しする人が多いのかもしれない。

 

先日Twitterを見ていると、突然会社から辞令が出て転勤の指示。5月の第1週には新しい職場に出社しなければならず、新学期がスタートしたばかりなのに子供の転校で悩んでいる人がいた。単身赴任ということも考えなければならず、住宅手当等ではその負担をまかなえないことも多いだろう。

 

それは日本のサラリーマンにとって宿命のようなもの。ところがそんな転勤命令に従う必要がない国がある。それはスウェーデン。

 

スウェーデンの会社に退職金も手当も存在しない理由

 

スウェーデンに転勤命令がないわけじゃない。だけど断ったからと言って、出世に響いたり、社内での立場が悪くなることはない。専業主婦が2%しかいないスウェーデンにとって、夫の転勤に伴う引越しは妻の仕事にも影響を与えてしまう。だから家族の了解がなければ、転勤を強要することは無理らしい。

 

そもそも日本と会社組織の仕組みが根本的にちがう。終身雇用や年功序列など存在しない。給与体系に◯◯手当というものもない。遠くから通っているというだけで同じ仕事をしている人より手取りが多くなるなんて、彼らには理解不能らしい。

 

そして退職金などという制度はない。日本の大手企業で定年まで勤めて、何千万円という退職金が出ることを教えると、スウェーデン人は目を丸くして驚くらしい。だから日本人のように、退職金が目減りすることを避けて会社にとどまるという発想はない。

 

さらに中途採用だからといって、出世競争の最後尾に並ぶ必要もない。常に実力主義で判断されるので、転職によるハンデはまったく存在しない。だから人材の流動性が高く、転職もスマホひとつで簡単にできるとのこと。

 

日本の企業が負担している家族手当のようなものは、行政が負担する仕組みになっている。さすが福祉国家のスウェーデンだよね。会社というのはあくまでも仕事をする場であって、人生のすべてを預けてしまうような場ではないということ。

 

たしかにその分、スウェーデンは税金が高い。だけど年金制度を含めて、国が老後の生活を支えてくれているということだろう。

 

でも日本だって、終身雇用や年功序列が消滅しつつある。だけど消えるだけであって、スウェーデンのようにそれを補完する制度が成り立っていない。それでは未来に対して不安しか抱けない。

 

こうした問題を解決するためには、やはりベーシックインカムを取り入れるしかないと思う。今の日本のアンバランスな構造を考えたら、世界に率先してベーシックインカムを実践していけるような気がする。スウェーデンの働き方は理想だけれど、日本で採用するのは無理があるからね。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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