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高羽そらさんインタビュー

SOLA TODAY Vol.692

先行者利益という言葉がある。現代ほどその言葉が意味を持つ時代はない。インターネットしかり、スマートフォンしかり、仮想通貨しかり。

 

ところが新しいものを商業路線に乗せようとすると、法律による規制という大きな壁が立ちはだかる。つまり国家単位で見た場合、この規制の手綱をどう取るかによって明暗が分かれてくる。ゆるめすぎす、強めすぎず、という絶妙なバランスを保つことで、その国家に大きな利益をもたらす。

 

そういう意味ではこの規制の手綱取りに、日本はいつも手こずっている。先日から問題となっている民泊の規制なんかがいい例。さらにウーバー等のタクシー事業も一向に進展しない。既得権益者の優位を確保することに汲々としているようにしか見えない。

 

そしてこんなことでも、世界から遅れを取っている。

 

合法大麻でアメリカがえらいことになっている。新世界を示す9つの証拠

 

アメリカでは全米30州と首都ワシントンで、医療用と嗜好用の大麻が解禁されている。カナダでは今年の10月に、ウルグアイに続いて完全合法化となる。イギリスでは今年の秋から、医療用大麻のみ合法化される。

 

とにかく世界的には、大麻を容認する方向で進んでいる。この記事を見ていると、アメリカにおいてどれほど大麻が普通のことになっているかがよくわかる。

 

ワシントンでは普通に大麻の甘い香りがしていたり、大麻買い付けの老人ホームツアーもあるらしい。ラスベガスではドライブスルーで大麻を買う施設もできている。ある大学では大麻産業を専門とする学部まで設立されている。なぜなら、大麻は儲かるから。

 

2017年のアメリカでは、大麻はすでに9000億円の市場となった。今年は1兆3000億円に迫る勢いとなっている。アメリカ国民の6割は大麻解禁を支持していて、日本人との意識のちがいが歴然としている。

 

ボクは別に大麻推進派ではないので、基本的にどちらでもいい。好奇心はあるけれど、天然の成分とはいえ薬物によってリラックスしようとは思わない。お酒をさほど飲まないのと同じ。自分の心をコントロールすることでリラックスできるほうが、どんなものよりも低コストで価値があると考えているから。

 

でも医療用大麻は中毒性が低いので、病気により痛みを緩和するのに有用性が高いと思う。だからイギリスも解禁に踏み切ったのだろう。だけど日本では、その議論さえまともに発生していない。

 

世界の流れとしては解禁へ邁進しているので、いつかは日本でも合法化されるだろう。だけどそこに先行者利益はない。システム化された外国の大麻業界に依存するしかなく、単なる消費国で終わってしまうだろう。もしかしたら日本経済を大きく飛躍させるチャンスだったかもしれないのに、時すでに遅し、という感しかない。

 

先ほども書いたけれど、ボクは大麻に関してはどうでもいい。だけど何かにつけて後追いするしかない日本の体質には不安を持っている。まぁ、根回しという文化が根底にある国なので、既得権益者を排除するのは難しいんだろうなぁ。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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