弱点が天職を引き寄せた
朝晩は涼しくなったけれど、まだ昼間は暑いよなぁ。今日も汗びっしょりになって、新作を書くためにキーボードと向き合っている。いよいよ8月も今日で終わるので、お尻に火がついてきた。まさに必死のパッチ。
こんなとき、ダンスミュージックはいいよね。今もデヴィッド・ゲッタのアルバムを聴いている。最近ではZeddもお気に入りだし、マーティン・ギャラックスやチェインスモーカーも好んで聴いている。
彼らのプロデュース曲が楽しいのは、コラボが充実していること。著名なミュージシャンとのコラボ曲がメインなので、一粒で二度美味しい。彼らの曲で新しいミュージシャンを知り、それをきっかけにハマったりしている。そういう意味では、ネットでのリンクやシェアによる拡散と似ているね。
とにかくダンスミュージックは元気になるのがいいよね。立ち上がって踊りたくなる。ダンスはできひんけれどwww
とにかくテンションを上げて、ひたすら文字を書くしかない。今朝のブログにも書いたけれど、将来性という意味では厳しい分野であることは事実。だけど出版業界がどうであれ、ボクは生きている限り文章を書き続けると思う。
なぜなら、そうするしかないから。
ボクは子供のころに吃音の傾向があった。そして気が弱いので異常なほど緊張する。だから人前に立つと手が震えたり、話す言葉が明瞭ではなくなる。どもらないように気をつけても、つい早口になってしまう。近所のおばさんに、「なに言うているのか、全然わからへん」と言われて相当へこんだ記憶がある。
そのうえ他人に神経を使いすぎる。おまけに自意識過剰ときた。他人に迷惑をかけていはいけないとあせり、自分がどう思われているかと気に病む。そんな状態だから、話していることが支離滅裂になる。
だけど不思議なことに、見た目で判断されることが多くて、学級委員長や議長に任命されることが多い。成人してからも、京都の祇園で働いているときはイベントの司会などもよくやらされた。だからもう大変。どうにかこうにか切り抜けてきたという状態だった。
そんなボクにとって、文章はありがたい。じっくりと考えることができるし、あとで書き直すことができる。相手に少しでも自分の本意が伝わるよう、何度も文章を推敲することができる。
言葉だと一度口にしてしまうと、取り消すことができない。思っていることが伝えられずに誤解されたり、誰かを傷つけてしまったりする。あとから考えて、こう言えばよかった、あんなこと言わなければよかった、と後悔することになる。
だけど文章なら、考える時間をもう少し確保できる。書いて後悔することがないわけじゃないけれど、話し言葉よりもそう思うことが少ない。だからボクは文章を書いているときに本音を吐けるし、心が落ち着いている。文章を書くことができないと、心を病んでしまうかもしれない。
ゆえにしんどいけれど、そして厳しい出版業界だけれど、小説を書いているときは本当に楽しい。だから2年近く1日も休まずに続けることができる。口に出して思いを伝えるのが苦手だという弱点があるからこそ、文章を書くという天職に出会えたんだと思う。
そう思うと不思議なものだよね。自分にとって欠点だと思うことが、実は長所を支えていることになる。おそらくどんな人にも、そういうものがあると思う。まだ天職に出会っていないと感じている人は、自分が短所だと思っているところに注目していみるといいかもしれない。きっとそこに貴重なヒントがあるはず。
あっ、そうそう。明日は朝早くから出かけるので、明日のブログはお休みします。素敵な人に会えるので楽しみ!
『高羽そら作品リスト』を作りました。出版済みの作品を一覧していただけます。こちらからどうぞ。
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