家事に男も女もないからね!
最近になって公開されたミュージックビデオで、めちゃ面白い作品がある。曲のタイトルは『1999』で、トロイ・シヴァンとチャーリーXCXがコラボしている。
美男美女のコラボだから、それだけでも映像は楽しい。だけどタイトルからもわかるとおり、90年代への熱い想いがこの曲のテーマとなっている。2018年のチャーリーXCXが1999年に戻りたいと歌い始め、一気にタイムスリップする。
そこからの二人のコスプレが見もの。バックストリート・ボーイズやエミネムに扮したり、 Apple創業者のスティーブ・ジョブズに変身している。映画では『タイタニック』や『ブレア・ウイッチ・プロジェクト』、そして『マトリックス』もパロディにしている。
『マトリックス』のネオとトリニティーに扮した二人なんて最高! 曲もポップでいい雰囲気なので、90年代を自分の目で見てきた人にはめちゃ楽しいビデオになっている。この映像と一緒にタイムスリップしてはいかが?
ビデオを見て感じたけれど、わずか20年ほど前のことなのに、はるか遠い過去のような気がする。それほど時代の変化は加速度を増しているのだろう。それは昨日のブログで紹介した映画を見ていても感じた。
昭和30年代の日本で最初に気になったのがタバコ。オフィスでも料理屋でも、そして家庭でも、誰もが蒸気機関車のようにタバコの煙を吐き出している。あちこちに灰皿が置かれていて、副流煙なんて誰も気にしていない。大阪府の松井知事が見たらうらやましく思うだろうwww
思い出せばそれが普通だった。ボクの父親はヘビースモーカーだったので、自宅にいるときは常に煙モクモク状態だった。そんなタバコのシーンを見るだけで、現代とのちがいを強く感じた。
もうひとつ気になったのが、男装女卑の世界。女性の仕事は腰掛け程度で、会社の中枢を担っているのは男性ばかり。結婚しない女性はやいのやいのと言われ、女性が家事をするのは当然だという風潮になっている。
昨日の映画でも、主人公の男性が自宅に戻って、食事の用意ができていない妻に憤慨するシーンがある。これはさすがに見ていて気分が悪かった。ところが現代でも、そんな風潮は根強く残っている。特に年配の人に多い。
昨日あるドキュメント番組を見ていた。警察官を定年退職して、妻と一緒にパン屋兼骨董店を始めた人に密着していた。定年まで家事をしていなかった夫は、さすがに家事を少しはやるようになった。パンを作っているのは奥さんだから、当然だと思うけれどね。
ところが言葉にまだ家事は女性のやるもんだという意識が見え隠れしている。夫が洗濯物を干しているシーンがあって、「こうして手伝っているんです」と発言していた。これはおかしいよね?
なぜおかしいかわからない既婚男性は、かなりヤバいからね。どこが変なのか、奥さんに訊いてみればいい。
『手伝っている』という感覚がすでにダメ。家事は女性のやるもんだと思っている証拠。家事に男も女もない。やれることは誰でもやるべきで、手伝うなんて意識があるうちは問題外。
我が家は家事のすべてを夫婦で分担している。ある程度の担当は決まってくるけれど、どちらかができないときにはいつでも変わってやることができる。掃除、料理、洗濯等のすべてを、二人で一緒にやっている。そんなん当たり前だけれどね。
少なくとも家事のできない男なんて、はっきり言ってカッコ悪いから。今の時代、スマートに家事ができる男性は普通だと思う。
ブログの更新はFacebookページとTwitterで告知しています。フォローしていただけるとうれしいです。
『高羽そら作品リスト』を作りました。出版済みの作品を一覧していただけます。こちらからどうぞ。