大人の童心は失われたんじゃない
ひゃっほー、2018年の大掃除が終わったぞい!
体力の衰えを感じているので、以前は春と秋に行っていた大掃除を、ここ数年は秋だけにしている。元旦を含めて365日毎日掃除をしているけれど、やはり大掃除は別。普段は手をつけていないところなので、どうしても時間がかかる。
ただ一気にやると、気力も集中力ももたないし、大掃除を仕事サボりの理由にしかねない。だから2日に1度、2時間を超えないことを意識してやってきた。これならさほど疲れないし、仕事をやらない言い訳もできないからねw
これで年末まで、いつもの掃除をするだけ。やっぱりどこか開放感があるなぁ。まぁでも、それなりに楽しんで大掃除を済ませることができたと思う。どうせやらなくてはいけないことなら、楽しくやるのが一番。
どこか遊び感覚というか、ゲーム感覚をキープすることで、この1ヶ月を乗り切ってきた。テレビゲームだって、困難に直面する。だけどそこを乗り越えて次のステージに進むことで、達成感と次へのモチベーションを高めることができる。掃除も同じなんだよね。
子供が新しいオモチャで遊ぶように、掃除を楽しむことができたら完璧だと思う。そのためには自分の童心を起動させる必要がある。
大人になったからといって、童心が失われてしまったんじゃない。それは隠れているだけで、しっかり存在している。社会生活をしていくうえで、表に出ないように封印してしまっただけ。
そんな童心を思い出したい人は、この映画を観ればいいよ。
『ビッグ』という1988年のアメリカ映画。トム・ハンクスのブレイク作として有名なので、知らない人は少ないだろう。
久しぶりに観たけれど、やっぱいいい映画だよね。自分の子供時代を思い出すせいか、心がウズウズして落ち着かなくなる。
このファンタジー映画の素晴らしいところは、魔法によって13歳の少年が大人になったという設定だろう。見た目は成人男性なのに、心は子供。当然ながら行動は子供っぽくなってしまう。
だけどそんな主人公と接することで、周囲の大人たちは大きく影響を受ける。自分のなかに隠されていた童心が復活することで、まるで子供のように人生を謳歌するようになる。
その代表的なのが、このシーンだと思う。ボクがこの映画でイチオシのシーン。主人公に感化されたオモチャ会社の社長が、まるで子供のように踊るシーン。観ているだけで感動して、涙腺がウルウルしてくる。
もちろん感化だけでなく、人によっては強烈な反発になる。その代表が重役のポールだろう。何かにつけて主人公に突っかかってくる。彼の童心が頭をもたげてくることに、必死で抵抗しているからだろう。
童心とは、何かに夢中になることだと思う。それは決して子供っぽいことではなく、心が自由であることの証だろう。偏見や社会の常識を意識することなく、好奇心のままに自分を対象に委ねていく。そんな子供時代は、誰にもあったはず。ただ忘れているだけなんだよね。
自分の童心が見つからないと感じる人は、一度この映画を観たほうがいいかも。きっと胸がキュンとして、なつかしい想いでいっぱいになると思う。
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