復活、フレディ・マーキュリー
11月9日の公開から、ずっと気になっていた『ボヘミアン・ラプソディ』を観てきたよ〜〜!
『ボヘミアン・ラプソディ』というイギリス・アメリカの合作映画。伝説的なロックバンドであるクイーンのフレディ・マーキュリーに焦点を当て、彼がエイズで亡くなるまでを描いた作品。
いやいや、もう泣いたよ。完全に涙腺が崩壊した。エンディングなんて、ハンカチなしで見られない。となりに座っていた女性も、ボクに負けないくらい泣いていた。
ボクのクイーンとの出会いは中学1年生。FMラジオで聴いた『キラー・クイーン』という曲に衝撃を受けた。メロディが美しいだけでなく、次元を超えたようなコーラスワーク、今までのロックバンドの常識をくつがえすサウンドに、完全にノックアウトされた。
当然ながらその曲が収められている『シアー・ハート・アタック』というアルバムをゲット。当時のレコードが擦り切れるほど聴いた。そして4枚目のアルバムになる『オペラ座の夜」という作品。これはまさに化け物と言っていい。そこに『ボヘミアン・ラプソディ』という曲が収められている。
ボクは今でも、このアルバムの全曲を最初から最後まで脳内再生できる。中学校のとき、退屈な授業時間をこのアルバムの脳内生でやり過ごしていたから。おそらく少なくとも100回以上は聴いているはず。
ボクの青春はクイーンと共にあったと言っていい。だからこの映画の時代をリアルに感じられるし、それだけにフレディの死がつらい。映画を観て、訃報を二度聞いた気分になってしまった。
映画のプロデュースにメンバーだったブライアン・メイとロジャー・テイラーが参加している。だから当時の状況が正確に再現されているはず。『ボヘミアン・ラプソディ』の曲ができるまでのことや、シングルリリースするまでの苦労も、ブライアン・メイが出演したドキュメントと同じ内容だった。
とにかく4人とも実在のメンバーにソックリ。アップでも本人と間違いそうなのは、ギタリストのブライアン・メイだろう。ベーシストのジョン・ディーコンもいい雰囲気だったなぁ。
映画としてもよくできていたと思う。あまりにファン過ぎて、冷静に判断できないけれどね。ゲイであることに悩み、孤独にさいなまれているフレディの苦悩がありありと伝わってきた。
そしてそれを支えるクイーンのメンバー、元恋人のメアリー、ゲイの恋人であるジムによって、フレディはようやく自分の家族を見出す。その想いが集結するのが、ライブエイドのチャリティーコンサート。
このライブはクイーンにとって伝説的なもので、ボクは何度も実際のライブ映像を見ている。だから映画のクライマックスをこのライブにした理由がよくわかる。落ち目だったクイーンが復活したのは、まさにこのライブだったから。
いろいろ書きたいけれど、興奮していてまとまらない。とにかくこの映画のおかげで、フレディー・マーキュリーが復活した気分。きっとクイーンのメンバーたちも、そう思っているだろう。
そして天国のフレディも、きっとのこの映画を観てくれていると思う。音楽の素晴らしさを、圧倒的なパワーで伝えてくれる作品だった。
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