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高羽そらさんインタビュー

貞子に訊いてみたいこと

ホラー小説を書くうえで参考にしている作品がある。ボクの場合はスティーブン・キングにハマっているので、今年最後に行った今日の図書館で彼の作品をいくつか借りてきた。

 

日本の作品で勉強になるホラーも多い。『恨み』という部分に関して言えば『四谷怪談』なんか最高の作品だと思う。子供のころから「お岩さん」が怖くて怖くて、夢の中で追いかけられたこともある。

 

そんな怪談が数多くある日本において、近年の最高作は文句なく鈴木光司さんが書かれた『リング』だろう。この物語に登場する貞子は、現代では幽霊モデルの代表のようになっている。

 

映画館で初めて『リング』を観たとき、マジで後悔した。妻と二人で行ったんだけれど、しばらくは自宅に貞子が現れそうな気がしてビクビクしていた。

 

それで原作を読んだけれど、映画とちがう奥の深さに驚いた記憶がある。ただ20年以上も前に読んだきりなので、すっかり忘れている。勉強をかねて再読しようと思っているけれど、まずは映画をチェックしようと思い貞子とご対面した。

 

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『リング』という1998年の日本映画。ボクはこの映画の真田広之さんが大好き。男から見ても惚れ惚れするほどカッコいい。最後に貞子に殺されちゃうけれどね。松嶋菜々子さんも若いよね。高校生役の竹内結子さんも見もの。

 

この作品は映画館だけでなく、その後も何度かテレビ等で観ている。この数年ほどのあいだも、一度観ているはず。今回は原作との差異を確認するつもりで、じっくり腰を据えて鑑賞してみた。

 

当時はひたすら怖かったので、あまり深く考えていなかった。だけどストーリーを重点的に観ていると、突っ込みたいところがいろいろ出てくる。

 

そもそも原作は主人公が男性だった。その程度は覚えているwww

 

あとかすかな記憶によれば、呪いのビデオの解明は、映像の解析を通じて科学的な視点で行われたはず。映画では真田広之さんが演じる竜司の特殊能力によって、ビデオの謎が明かされる。

 

これはホラー映画としての部分を強調したから、そういう設定になったんだろうね。でもボクは原作に書かれていたように、ミステリーのように謎を解明していく過程こそがこの物語の本当の魅力だと思っている。恐怖よりも、謎が先に立っている作品だったはず。

 

取り急ぎ、貞子に訊いてみたいことがある。

 

まず、どうしてビデを見たあとの人間にわざわざ電話をかけるんだろう? 契約成立の合図なの? 別に通知なんかいらんと思うんだけれどなぁ。

 

それからなぜ殺しにくるのが7日先なんだろう? 時間もきっちり守るので、かなり律儀な性格らしい。まるでTUTAYAやんかwww  

 

つまりそれまでにダビングして拡散しておけということ? ただ殺すだけなら、速攻で殺せるはずだよね。どこから7日という数字をはじき出したのか彼女に訊いてみたい。

 

きっと今なら、貞子はネットのストリーミングを利用するんだろうな。さしずめYouTubeかも。現代の貞子なら、死をもたらすユーチューバーになりそう。

 

来年になったら、久しぶりに原作を読んでみよう。忘れているので、この疑問が解決するかもしれない。だから貞子さん、ボクの自宅まで来て返事をしなくていいからね。マジで怖いからやめてほしいw

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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