脳トレ効果のある読書法
イケメンの友人を紹介しよう。女性は必見だよ!
彼の名前はジュニア。いつも買い物をしているスーパーの近くに住んでいるニャンコで、出会ったのは2年くらい前かな。飼い主さんとお話をしたこともある。ボクたちが近づくとすぐに逃げてたけれど、会うたびに声をかけていると、ようやくここまで近づくことができるようになった。
ちょっとわかりにくいけれど、瞳は美しいグリーン。若いころと比べてやや体型がくずれたような気がするけれど、イケメンぶりは健在なんだよね。いつかなでさせてもらえたら幸せなんだけれど、かなりハードルが高そう。
さて、今日は最近のボクが意識している読書法について書いておこうと思う。50代も後半になってくると、物忘れすることが増えてきた。悲しいかな。これは避けられないことだよね。
テレビを見ていて顔を知っているのに著名人の名前が出てこないことや、地名を思い出せないこともよくある。10代のころは大勢の外国ミュージシャンの名前、アルバムタイトル、そしてその収録曲のタイトルまで覚えていたのに、いまは何度もクレジットを見なければだめになった。
ただこのまま手をこまねいているわけにはいかない。脳は筋肉と同じで、鍛えることである程度の能力をキープできる。そこで脳トレと小説の勉強を兼ねて、ある読書法を実践している。
用意するのは複数の小説。できれば登場人物の名前を覚えにくい外国の物語がいい。その複数の小説に共通しているのは、シリーズものであること。最低でも上下巻に分かれている小説を選ぶのがポイント。
いまのボクなら、『ドリーム・キャッチャー』という全4巻の小説と、『レット・バトラー』という全6巻の小説を用意している。それらの小説を順に読んでいくんだけれど、一気に全巻を読まない。
Aという小説の第1巻を読んだら、Bという別の小説の第1巻を読む。そうして交互に読んでいく。たまにはまったく別の本をあいだにはさむこともある。そうして第2巻や、第3巻を読み始めるとき、それまでのストーリーを思い出す必要が出てくる。これがなかなかいいんだよね。
思い出せなくてもすぐに答えを探さず、登場人物の名前や過去歴を思い返す。それでどうしても思い出せない場合は、以前の本で確認する。それをくり返していると、記憶の復活が早くなってくるのを実感できる。物語のつながりを意識するようになり、読んでいるときも忘れないように集中してイメージを高めるからだろう。
小説好きの人だったら、かなり効果的な脳トレになるよ。ここ数ヶ月でボクは実感している。そしてもうひとつ大きな効用がある。
それは小説を書く際の脳トレにもなるということ。毎日小説を書いているけれど、買い物に出たり、映画を観たり、ブログを書いたりと、中断するのが普通。ずっとその物語のことばかり考えているわけじゃないからね。
だけどこの読書法が癖になっていると、書く際のつながりも取り戻しやすくなったような気がしている。時間的にぶつ切りになっていても、その小説の世界に復帰するのが以前より早くなった。
やっぱ素直に年齢を自覚することは大切だと思う。放っておくと劣化するばかりなので、脳も筋肉も鍛えておかなくてはね。
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