結局は地道な努力が勝利する
モチベーションを継続させるためには、日々自分を刺激することが必要。
やる気が出るのを待っているなんて愚策でしかない。やる気なんて待っていてもやってこない。とりあえず手をつけることで、そのうちやる気が湧き出してくるもの。つまりやらなければ何も起きない。
ボクがこの2年以上も元旦を含めて1日も休まず小説を書き続けているのは、とりあえずパソコンを開くという地道な作業をくり返しているから。簡単なようだけど、実はこれがもっとも難しい。そのモチベーションを持続させるため、ボクなりに様々な手を尽くしている。
そんな方法のひとつに映画がある。古い映画だけれど、モチベーションの高まる作品がある。
『ワーキング・ガール』という1988年のアメリカ映画。公開時はもちろん、ビデオ等でも数えきれないほど観ている。昨日も久しぶりにこの映画を観て、グイッとモチベーションを上げることができた。
この時代に流行した典型的なサクセスストーリーなんだけれど、主演のメラニー・グリフィスは可愛いし、脇を固めているシガニー・ウィバーやハリソン・フォードのおかげて、他のサクセスストーリーに比べて完成度の高い作品になっている。
ストーリーはシンプル。証券会社で秘書をしているテスは、高学歴でないことで苦しんでいた。上司からセクハラばかり受けるし、自分の実力を認めてもらえない。ようやく女性部長の秘書になることでセクハラから解放された。だけどシガニー・ウィバー演じる新しい上司のキャサリンは、とんでもない卑劣な人物だった。
テスにアイデアは大歓迎だと言っておきながら、彼女のアイデアを盗んで自分の成功につなげようとする。たまたまスキーの事故で入院したキャサリンの不在中、その事実を知ったテスが思い切った行動に出る。秘書だということを隠して、自分のアイデアを具現化しようとする。
その過程で恋人には裏切られるし、キャサリンにバレて会社をクビになる。そんなどん底の彼女に、ラストでどんでん返しが起きる。まぁフィクションなので、こんなことは現実に起きないかもしれない。だけどこの映画から学べることがある。
テスがチャンスをものにできたのは、人知れず地道な努力をしていたから。映画では簡単にしか触れていないけれど、ここがもっとも重要な部分だと思う。
チャンスはいつやってくるかわからない。でもツバメのひなのように口を開けて待っていてもダメ。いつチャンスが来ても大丈夫なように、普段から準備しておくことが大切。
テスは学歴がない分、会社が終わってからも証券講座に通っている。そして通勤時に雑誌等で情報収集を欠かさない。その地道な努力によって仕事のアイデアを思いついている。そしてラストのどんでん返しも、その地道な情報収集のおかげで起きている。
テスは他人の目に見えないところで不断の努力を続けていた。もちろん才能もあっただろうけれど、彼女の武器は地道な努力によって集めた情報だった。最終的にキャサリンに勝利したのは、その努力のおかげだったということ。
ボクがこの映画を好きなのは、テスの努力に触発されるから。よしボクも続けよう、という気持ちになれる。いつチャンスが来ても、落ち着いて対応できる地力をつけておきたい。そう思って、今日もパソコンを開いている。
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