レスポンスを速くする方法
50代も半ばを過ぎてくると、「あっ、忘れてた」、「わぁ、しまった」と口走ってしまうことが増える。テレビの録画予約を忘れていたり、生ゴミの日に捨てようと冷凍していた鶏肉の皮が残っているのを見ると、自分のアホさにがっくりしてしまう。
まだこんなことなら笑い話で済むが、もし仕事に関することだったらシャレにならない。大切な約束を失念していたり、やるべきことをやっていなかったら、社会人として信用を失ってしまう。
そこでボクがそんな凡ミスを防ぐため意識していることがある。それはとてもシンプルな方法。
『あと回しにしない』というそれだけ。つまり自分の記憶を信用しないということ。
例えばブログやSNSでボクあてにコメントやリプが届いていたとき、その事実を知ったときにすぐ返事をする。あとでいいや、と思っていたら絶対に忘れてしまうから。明日は預金通帳を持って出かけなければいけないというとき、その事実を確認した段階でバッグに通帳を入れておく。
お風呂に入っているときでも、ぐっすり眠っている深夜でも、小説に関するアイデアを思いついたときは、すぐにスマートフォンを手にとってメモする。いますぐできないことであっても、それを忘れないように物理的な処理をしておく。あとで確実に思い出せるために。
自分に向けられたアクションに対してレスポンスの速度を落とさない、あるいは忘れないようにするためには、未来の記憶に頼らず『いま』行動に移すしかないと思う。ボクのそんなやり方は、現代社会では当たり前になりつつあるのかもしれない。
この記事は世代に関わらず、仕事に携わっている人は読むべき内容だと思う。ボクが社会人になった30年ほど前は、顧客と連絡を取るのは電話しかなかった。だけど深夜や早朝に電話するわけにはいかないし、昼間でも先方の都合によっては電話を遠慮してしまう。
だけど現代はネットの普及によって、深夜でもメールを入れておくことができる。さらにSNSのメッセージ機能によって、メールよりも簡単に連絡を取ることができ、さらに相手がその内容を見たかどうかまで確認できる。
だからすべての職種において強烈な勢いでスピードがアップしている。過去の感覚でのんびりと返事をしようものなら、ビジネスチャンスを逃すのは確実な時代になってきた。だから仕事のできる人は、圧倒的にメール等のレスポンスが速い。
そういえばボクが東京でお世話になっている会社の社長さんがそう。LINEでメッセージを送ると、驚くほどの速さで丁寧な返事を返してくださる。まるで目の前にいて会話をしているような雰囲気。ネットを使ったやり取りであっても、安心感や信頼感が心の奥深くに染み込んでくる。
逆に言えば3日も4日もメールの返事をため込んでいる人は、現代社会のスピード感についていけないと思う。そしてこの記事のタイトルに書かれているように『絶滅』するしかないのかも。
とにかく『うっかり』ということをなくすために、些細なことでも『あと回し』にしない習慣を大切にしたいと思う。
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