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高羽そらさんインタビュー

忘れがたい50年前の夏の記憶

いまは夏休み真っ最中で、子供たちはそれぞれに思い出を作っているんだろう。そこでボクも、『夏』という言葉から連想する思い出をふり返ってみた。

 

なんせ50代の後半なので、夏といっても思い出があり過ぎてなかなか絞れない。そこで小学生時代に限定してみた。

 

最初に思いついたのは、やっぱり海水浴。ボクが小学生のころ、京都市内に住んでいる人にとって海水浴といえば福井県の和田高浜という海水浴場だった。妻に聞いてみると、やはり子供のころはそこで泳いでいたそう。いまや原子力発電所が集まっているので、昔と雰囲気は変わってしまったけれどね。

 

それ以外にも8月の地蔵盆の時期になると、京都の山科では子供たちが楽しみにしているものがある。それが夜店。京阪電車でいえば四ノ宮駅から山科駅というかなり長い距離にわたって、旧三条街道に夜店が出る。小学生にとって暗くなってから友人たちと会うのはめちゃ興奮した。懐かしい思い出がいっぱい。

 

そうそう、小学校前の神社で行われた盆踊りも懐かしい。自分の好きな女の子の浴衣姿を見てドキドキしていた。琵琶湖の花火大会も思い出深いなぁ。

 

こうしていろいろ思い出しているけれど、実は『夏』という言葉でボクには忘れ難い記憶がある。忘れ難いからといって、楽しい思い出じゃない。むしろ悲しくて切ない。

 

今朝の掃除をしながらそのことを思い出していて、すごいことに気がついた。なんとその出来事から今年の夏で50年も経った。半世紀だよ〜〜!

 

それはボクが小学校1年生だった7歳の夏。さすがに日にちまでは覚えていない。父と妹の3人で、伏見桃山城キャッスルランドという遊園地に行った。いまは閉園したけれど、中学校や高校生のときにもデートで利用した遊園地。

 

父が運転する自動車で向かい、その途中で京阪三条駅に寄った。それは友人と会う予定の母を送るため。車を降りた母に手をふりながら、ボクの心は遊園地で遊ぶことでワクワクしていた。その母の姿が最後だと知らずに……。

 

遊園地から出て向かったのは母の実家。その日の夕方に、そこで母と合流する予定だった。だけど何時になっても母は帰ってこない。周囲の大人たちの様子もどこか変。結局朝になっても母親の姿はなかった。

 

母はボクたち家族を捨てて、家を出てしまった。

 

これがボクの7歳のときに経験した忘れ難い『夏』の思い出。なんと50年も経ったなんて不思議な気持ちだった。母が生きているかどうかはわからない。ボクを20歳のときに生んでいるから、生きていれば77歳になるはず。

 

残念なのは、母の顔をまったく覚えていないこと。写真はすべて処分されたので、ボクの子供のころの写真も含めて残っていない。中学生のときに同じ幼稚園だった友人がいて、卒園アルバムを見せてもらった。そのときに母の顔を見たんだけれど、やっぱり忘れてしまった。

 

数年前、妻と一緒に母の実家を探したことがある。京都市左京区の吉田神社の近くだと亡くなった父に聞いた。それでGoogleマップの写真を見ながら記憶を頼りに京都の街を歩いた。だけど50年近くも経っていると、さすがの古都でも建物等が変わっている。結局母の実家はわからなかった。

 

母の実家を探したことはあるけれど、別に会いたいと思っているわけじゃない。それはいつか会えると思っているから。

 

この先はスピリチュアル的なことになるので読み飛ばしてほしい。かなり怪しい話だからねwww

 

ボクと妻、そして産んだくれた母の3人は、地球に来る前にいた同じ星の出身者。そんな3人が同じ時代に生まれたということは、かなり深い縁があるはず。だからこの人生で会えなくても、死んだあとには再会できることを確信している。おそらく妻も、ボクの母と知り合いだと感じている。

 

ちょうど50年という節目なので、こんなことを思い出したんだろうな。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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