才能に関する耳寄りな話
言葉というものは、人間が思っている以上に強いパワーを持っている。一つの言葉に特定の意味が与えられて一般化すると、その呪縛から逃れるのは難しい。
『才能』という言葉を目にしたとき、あなたはどんな印象を抱くだろう?
野球好きな人なら大リーグで活躍している大谷翔平選手が頭に浮かぶかも。テニスが好きな人なら大坂なおみ選手かな。ノーベル賞を受賞した科学者を思い浮かべる人もいるだろう。
『才能』という言葉にほとんどの人が抱く印象は、『生まれつき持っているもの』というものだろう。つまり生まれつき才能を持ってない人には絶望しかない。自分は才能がない、と思って好きなことから離れていく人がどれだけ多いことか。
でもボクの考えはちがう。以前のブログにも書いたことがあるけれど、才能というのは誰もが持っていると思う。何時間でも飽きずにテレビゲームをできる人は、ゲームに関する才能を持っている。
才能とは結果に関わらず『続けていける能力』だとボクは考えている。だから努力を努力だとは思わない。自分にそういう分野があれば、その人は才能を持っている。どんな人にもそう思えることがあるはず。それは才能だと自信を持っていい。
そんなボクの考えを、もっとわかりやすく解説してある本がある。
『才能の正体』坪田信貴 著という本。坪田さんという名前より『ビリギャル』の本を書いた人だと言った方がわかりやすいかも。
学年で成績がビリだった女子高生を、1年で偏差値を40以上もあげて慶應大学に合格させた塾の経営者。その根本にあるのが、誰でも才能を持っているという坪田さんの考え方。
その考え方がどのようなものか、この本を読めば明確に理解できると思う。そして自分にも才能があることを確信できるはず。自分には才能がないから好きなことができない、と思っている人はぜひ読んだほうがいい。きっと元気になれるから。
詳しい内容をここで書いても仕方ないので、ボクが好きな箇所を抜粋しておこう。
以下抜粋〜
ひとつの失敗を、「失敗」として諦めてしまったら、そこで終わってしまう。多くの場合において、「一度の失敗」を「天から下された決定事項」みたいに考えて、諦めてしまう人のいかに多いことか。
「失敗」を「失敗」と思わない能力……。「才能」とは何かについて、いろいろ考えてきましたが、どんなときも、どんなものからでも「成功の種」を見つけることのできる人を、「才能のある人」と言っていいのかなと思います。
〜以上抜粋。
この文章が心に響いた人は、ぜひこの本を手にするといい。そうすれば、
「生まれつきの能力」はおまけ。「失敗」を「失敗」と思わない能力。それこそが「才能」だ。
という著者の言葉の真意が頭にしっかりと残るはず。
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