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高羽そらさんインタビュー

真のプロとはこの人のこと

ハロウィンも昨日で終わった。11月に入った今日から年末にかけて、一気にクリスマスムードへとなだれ込むんだろうね。

 

我が家はハロウィンのイベントもなくいつものように過ごしたけれど、テレビ放送はそれなりにハロウィンを意識していた。いかにもハロウィンというタイトルの映画が放送されていたので、ノリで観てしまった。とりあえずニコラス・ケイジが主演していたから。

 

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『ペイ・ザ・ゴースト ハロウィンの生贄』(原題:Pay the Ghost)という2015年のアメリカ映画。

 

誰だろうね、この邦題を考えた人は? 後半はいらんよな。これだけで胡散臭そうなB級映画に思えてしまう。だから覚悟しつつ観ることにした。

 

ところがどっこい、これが意外に面白い。思っていたよりストーリーも練られていて、ふに落ちるエンディングだった。ハッピーエンドだしね。

 

ニコラス・ケイジ演じるマイクは大学の准教授。いつも忙しく、なかなかひとり息子のチャーリーと一緒に過ごせない。ハロウィンのイベントを楽しみにしていた息子との約束も守れなかった。

 

そこで少し時間が遅くなったけれど、二人でハロウィンのお祭り見物に行く。そのとき、ほんの一瞬目を離しただけでチャーリーが行方不明になってしまう。「幽霊に借りを払って』という意味不明な言葉を残して。そして行方不明のまま1年が過ぎてしまう。

 

マイクと妻のクリスティンは息子の捜索を諦めていない。やがてマイクは『幽霊に借りを払って』というチャーリーの言葉をヒントにして、ハロウィンの日に行方不明になった子供の多くが見つかっていないことを知る。そしてその秘密が明らかなになる。

 

それは300年前のニューヨークでのこと。まだ移民の入植が始まったころで、インフルエンザが流行して多くの人が亡くなった。そのときマリーという幼い3人の子供を持つ母親が、魔女として冤罪を受ける。そしてその母親と3人の子供は生きたまま焼かれてしまう。

 

その恨みゆえ、マリーは悪霊と化した。そして10月31日だけあの世とこの世の壁が開き、毎年3人の子供を連れ去っていた。それが300年も続いていたことになる。チャーリーはその3人のひとり。

 

もし戻れるとしたら1年後の10月31日しかチャンスがない。その日を逃すと永遠にチャーリーとは会えなくなる。そこで父親のマイクと母親のクリスティンが、必死になってチャーリを助け出そうとする物語。最後の最後までハラハラドキドキの連続だった。

 

CGもよくできていたし、あまり突っ込みどころもなかった。純粋なホラー映画として、とてもよくできていたと思う。ただし、別の俳優さんが演じていたら事情は変わったかもしれない。B級映画として終わっていたかも。

 

ニコラス・ケイジのプロ意識というのは、本当にすごいと思う。彼はどんな役でも真剣に真摯に演じる。『ゴーストライダー』のようなキワものの役でも、見事に演じ切っていた。

 

この映画でも『ナショナル・トレジャー』のときと変わらない完璧な演技だった。真のプロとは、こういう人のことを言うんだろうね。期待せずに観たけれど、得をしたように感じるいい映画だった。

 

ニコラス・ケイジの父親役に感動したのは『天使のくれた時間』以来かな。ちょっと老けたけれど、これからも素敵な映画を見せて欲しいね。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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