思い出すと発狂しそうや
新譜ラッシュに喜びの悲鳴をあげて音楽を聴きまくっている。まずはエミネムが予告なしにニューアルバムをリリースした。
『Music To Be Murdered By』というタイトルで、まだ1回しか聴いていないけれど、かなりいいよ。相変わらず舌を噛みそうな早口のラップは顕在。しばらくはこのアルバムにハマりそう。
そしてずっと待っていたホールジーのニューアルバムも昨日になってリリースされた。
『Manic』というタイトルで、昨年に大ヒットとなった『Without Me』が収録されている。すでに数曲がシングルとして先行リリースされているので、なじみのある曲が多い。今年は来日するけれど、いまのところ東京しかライブがないみたい。残念だなぁ。
そしていまブログを書きながら聴いているのがSuperflyという日本のグループのアルバム。
タイトルは『0』というシンプルなもの。NHKの連ドラである『スカーレット』というドラマの主題歌を聴いていて、メロディもいいし澄んだ綺麗な声だなぁと思っていた。それでその主題歌である『フレア』が収録されているこのアルバムをゲット。
ひととおり聴いたけれど、なんて素敵なグループなんだろう。曲調や雰囲気がボクのストライクゾーンにビシッと入っている。あまり知らなかったけれど、4年ほど休んでいたんだね。かなりいい出会いだと直感しているので、これからじっくりと聴き込んでいこうと思っている。
もちろん音楽だけでなく本も読んでいるよ。
『夜がはじまるとき』スティーブン・キング著という本を読んだ。これは短編集で、6つの作品が収録されている。いまさら言うまでもなく、どの作品も最高に面白かった。
『N』:ある岩を見るだけで、強迫神経症にかかり自殺してしまうという物語。これはかなり怖い。
『魔性の猫』:製薬会社が動物実験で猫を使っていた。そんな猫の復讐の物語で、最強の猫が登場する。
『ニューヨーク・タイムズを特別割引価格で』:これは切ない。飛行機事故で亡くなった夫から妻に電話がかかってくるという物語。涙なしでは読めない。
『聾唖者』:ある男性がヒッチハイクで乗せた聾唖の男性に、妻の裏切りに関して愚痴を言ってしまう。かなりひどい内容。その聾唖者がヒッチハイクのお礼に復讐するという物語。
『アヤーナ』:これは奇跡の物語。医者が見放した患者が、ある存在のヒーリングを受けることによって回復する。とても不思議な雰囲気に満ちていた。
そして最高に面白いけれど、思い出したくない小説が『どんづまりの窮地』という作品。
あまりにすごすぎて、食事の直後に読まなくてよかった。思い出しただけで発狂しそうになる。でもめちゃ笑うけれどwww
ある男が隣人ともめた。どちらも金持ちだったけれど、ひとりは妻に逃げられ、国税局に財産をむしり取られ、そのうえガンで余命宣告を受ける。その逆恨みで相手の男性をワナにはめる。
そのやり方がエグい。真夏の炎天下で、簡易トイレに閉じ込める。糞尿を回収していないものでタップリと詰まっているwww
中からは開けられないようにして、その簡易トイレを横倒しにする。中にいる男性は糞尿にまみれて窒息するか熱中症で死ぬしかない。唯一脱出できそうなのがトイレのタンクだった。
だいたいわかるよね? 便器を外して大量の糞尿が詰まったタンクを抜け出すしかない。もう笑いながらもスティーブン・キングの文章がリアルなので、まじで自分がそんな目にあっているよう気分になってしまった。いやいや、久しぶりに笑いながらも怖かったなぁ。
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