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高羽そらさんインタビュー

胸が苦しくなるほど号泣した

やめておけばいいのに、やってしまうことってあるよね?

 

自分がどうなるか結果がわかっていた。だからずっと避けていたことがある。でも我慢できずにやってしまった。そして号泣した。

 

それはある映画に関すること。ストーリーをくわしく知っているだけに、ずっと躊躇していた。だけど『ロード・オブ・ザ・リング』のシリーズを監督したピータ・ジャクソンの作品。彼の作品を観たいという誘惑に勝てなかった。

 

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『キング・コング』という2005年のアメリカ映画。

 

アメリカでは定番となっている物語で、1933年、1976年、そして2017年にもキング・コングの映画が作られている。もちろん日本でも人気のあるキャラなので、ゴジラ映画にも登場している。ボクの世代なら、アメリカのアニメで観ている人も多いだろう。

 

でもこの映画の本家本元は、やはり1933年の作品。ニューヨークのエンパイア・ステート・ビルでの場面は、映画史に残る名シーンだと思う。

 

ピーター・ジャクソン監督はこのオリジナル版に惚れ込んでいて、2005年にこの映画を撮影した。とにかくCGがすごい。『ロード・オブ・ザ・リング』でつちかった技術をあますことなく駆使してしていた。ただ、ただ、圧巻だった。本当に素晴らしい。

 

映画監督役のジャック・ブラックもいい演技だったし、ヒロインであるアン・ダロウを演じたナオミ・ワッツは最高だった。もう15年も前になるけれど、本当にキュートで素敵な女優さん。この役にピッタリだったと思う。

 

そして脚本家でありダロウの恋人役を演じたエイドリアン・ブロディもいい雰囲気だった。この映画でひとつ難点を挙げるとしたら、やや時間が長いこと。3時間をこえる作品で、かつキング・コングが登場するのは1時間が過ぎてから。

 

でもボクのようにピーター・ジャクソン監督のファンなら問題なし。むしろタップリと特撮を堪能できて幸せだった。もっと長くてもいいwww

 

ただ、ただね。やっぱりストーリーが悲しすぎる。知っているけれど、この映画は本当にツライ。

 

キング・コングは孤独だったんだろうね。恐竜しかいないような不気味な島で、たったひとりで暮らしていた。そこに現れた金髪の美女。アン・ダロウとキング・コングの距離感が近づいていくシーンは本当に微笑ましい。そして恐ろしい怪物から彼女を救うキング・コングは男前。

 

だけどニューヨークに連れてこられて、見せ物にされている彼の姿が悲しすぎる。このあたりは人間の愚かさと醜さが見事に描かれている。キング・コングがニューヨークの街を破壊しながら、必死になってアン・ダロウを探す姿にウルウルしてしまった。

 

そして彼女を見つけた瞬間のシーンがすごくいい。まるで恋愛映画のクライマックスのような場面だった。そしてエンパイア・ステート・ビルの上で見つめ合う二人の姿が先ほどの写真。

 

夕景を見ながらキング・コングは『美しい』という感情をしぐさで表現する。それは南の島でアン・ダロウに教えてもらったしぐさ。これだけでも泣けてくる。

 

そして誰もが知っているように、キング・コングはアメリカ軍によって命を奪われてしまう。その結末をわかっているのに観てしまった。もうたまらんかったなぁ。いまこうして書いていても泣きそうに気分になる。そして人間というバカな生き物を呪いたくなってくる。

 

キング・コングの映画としては、映像の質といいドラマ性といい、この映画は完全版だとボクは思う。それだけに切ないし、胸が苦しい。キング・コングの愛らしい表情が頭から離れなくなってしまう。ピータ・ジャクソン監督は、罪な映画を作ったよねぇ。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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