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高羽そらさんインタビュー

死にたい子どもたちの本心

いまや洋楽の新人でノリに乗っているのはビリー・アイリッシュ。今年のグラミー賞で5冠を達成して、本年度のアカデミー賞の授賞式でも生演奏で出演することが決まった。今後の活躍が楽しみ。

 

同じくノリに乗っているミュージシャンとしてボクが応援しているのがデュア・リパ。昨年のグラミー賞で最優秀新人賞を受賞した彼女は、ファーストアルバムを出してからも次々と新曲を送り出してヒットを記録している。そのうちセカンドアルバムが出そう。

 

そんな彼女が2日前にまたまた新曲をリリースした。『Physical』というタイトル。このタイトルを聞いてオリビア・ニュートン=ジョンを思い出す人は、ボクと同じ世代だよねwww

 

この新曲がめちゃイイ。アップテンポなダンスミュージックで、ミュージックビデオを見ているだけで踊りたくなるほど楽しい。ひとつ前の新曲もビルボードの上位を賑わしていたけれど、おそらくこの曲はそれ以上にヒットしそうな気がする。これは売れるわ〜! 元気な気分になりたい人は、ぜひご視聴あれ。

 

 

 

さてガラッと雰囲気が変わるけれど、自殺願望を持つ人しか出てこない映画を観た。なかなかよくできた作品だった。

 

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『十二人の死にたい子どもたち』という2019年の日本映画。冲方丁さんの原作小説を映画化した作品。ボクは先に原作を読んでいた。そのときこの小説に衝撃を受けて、映画化されたら絶対に観ようと決めていた。

 

ちょうど先日に地上波初放送されていたので、迷わず録画して観た。映像化するのは難しいだろうなと思いつつ観たけれど、想像していたよりもはるかに素晴らしい実写化作品になっていた。タイトルとおりに12人の若い俳優さんしか出てこないけれど、みんなうまかったなぁ。

 

自殺サイトで知り合った12人の若者が廃病院で安楽死をしようとする物語。それぞれに自殺の理由がある。ただしこの自殺にはルールがあった。全員が納得して実行すること。

 

自殺を望まなくなった人は退出する。残った人が自殺を決行する。それでも実行段階で一人でも反対意見が出たら、全員賛成になるまで話し合うというルールがある。全員が死ぬ気で来ているから、普通は反対意見は出ない。ところが作者はそこに仕掛けをしている。

 

なんと13人目がいた。それもすでに死んでいる。誰にも知られていないのに13人目の死体があるということは、この12人のなかに犯人がいるということ。だからいきなり自殺の実行に対して反対意見が出る。ここからがまじで面白い。

 

新しい作品なのでオチは明かさない。話し合いを続けながら、やがて若者たちの本心が明らかになっていく。その過程がかなりいい。原作を読んだとき、オチに驚いたと同時にめちゃめちゃ感動した。この映画でもそのあたりの持って行き方は、なかなかスムーズにいっていたと思う。先ほども書いたけれど、若手の俳優さんの演技が素晴らしかった。

 

特に杉咲花さんと黒島結菜さんが最高。そういえば杉咲花さんはNHKの連ドラのヒロインに決まっているし、黒島結菜さんはいまの『スカーレット」で三津という難しい役を好演していたよな。やっぱり実力のある俳優さんなんだね。

 

どちらかといえば原作のほうが面白い。12人の背景がより詳しく書かれているから。だけど映画も負けず劣らずで、ボクはかなり良かったと思う。強いていえば、自殺を決意している子どもたちの緊迫感がやや欠けていのが気になったくらい。でも原作ではなく最初に映画を観ても、この物語の素晴らしさは伝わってくると思う。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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