自分に言い訳させないために
過ごしやすいから文句を言うのもなんだけれど、何よこの気温の高さ?
暖かくなるのは天気予報でわかっていても、カレンダーの日付を自覚しつつ季節外れの高温を体験すると違和感しかない。
いまのところ神戸の今日の最高気温は19.7度だよ! きっと京都は20度を超えていると思う。明日チョコレートを渡そうと思っている人は、溶けないように保冷剤がいるかもよwww
こんな季節外れの気候の日は、それを理由にして仕事をサボりたくなる。人間は手を抜く理由を見つける名人だからね。気温が異常に高いだけで何らかの言い訳を考え出す。そしてだらだらする自分を許してしまいがち。
少し前のブログでも書いたけれど、ボクの本質はグウタラ人間。つまり自分に甘い。やらなくていい理由なんて、簡単に見つけてしまう。
だけどいまのボクは、そんな自分のことをわかっている。だから日ごろから心がけていることがある。それはとてもシンプルなこと。
『常にフルスイングする』、あるいは『常にベストを尽くす』ということ。
当たり前のことのように見えるけれど、これは思っているよりも難しい。フルスイングといったって、日によっては体調も気持ちもちがう。ベストを尽くすといっても、風邪っぽくていつものように動けないこともある。
つまりフルスイングやベストということに関して、『この程度』という感覚を持たないことを心がけている。言い換えると、その日にできるすべてを出し尽くすということ。今日はもう無理、というところまで自分を追い込むようにしている。
それは仕事だけじゃなく、日常の家事や読書等も含んでいる。やることすべてに出来る限り手を抜かない。もちろん昨日に比べて今日はダメだという日もある。それでも気持ちのなかでフルスイングした感覚があるまでやるようにしている。
そこまで追い込むのは、自分に言い訳する余地を作りたくないから。ボクは何よりもそのことを恐れている。
結果というのは予測できない。あることに挑戦しても、成功することもあれば失敗することもある。運が作用することもあるだろう。そしてダメかもしれないという不安は、いつも自分の周囲を取り巻いている。
そんな不安を追い払い、自分の現実を直視するためには、絶対にフルスイングすることが必要。ボクはそう確信している。
成功すれば素直に喜べばいい。フルスイングした結果、まぐれ当たりのホームランでもかまわない。フルスイングしたからこその結果だから。
そしてフルスイングすれば、失敗したときには自分の現状と向き合うことができる。全力でやった結果として、失敗したことを自覚することは絶対に必要。そこから次の打開策や方向転換を真剣に考えられるから。
だけど迷いながらスイングしたり、ベストを尽くしていないと感じるような行動をとっていたら、事実を歪曲してしまう可能性がある。あのときもう少しがんばっていたら成功していたとか、今回は運が悪かっただけだとかの、言い訳を自分に向かって投げてしまう。
こうなるとまた同じことをくり返してしまう。現実を直視できていないから、同じ失敗をやらかしてしまう。そして何よりも大きいのは、失敗に対する不安が消えずに増長していくこと。
失敗に対する不安はいつでも、そして誰にもある。だけどベストを尽くしたと確信していたら、その不安を次への道しるべとして変化させることができる。全力を尽くしていないと、いつまでも不安が不安のまま残ってしまう。ボクは失敗することよりも、そのことのほうが怖い。
実態がつかめない不安というのは、いつしか人間の心をむしばんでいくと思う。だからその正体を明らかにするためには、全力を尽くすしかない。
さて、今日もフルスイングできたかな?
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