クイーンを使った時間の魔法
2月になって大勢のミュージシャンが新曲やニューアルバムをリリースしているので、チェックするのが忙しくてうれしい悲鳴をあげている。そんななか、ここ数日でボクがめちゃハマっている曲がある。
まもなく5枚目のアルバムがリリースされるファイブ・セカンズ・オブ・サマーの『No Shame』という曲。その前の『Teeth』も良かったけれど、この新曲はさらにいいんだよね。どちらもニューアルバムに収録される予定なので、めちゃ楽しみにしている。試しに聴いてみようと思う人のためにリンクしておこう。
さて先日に引き続き、今日も『ボヘミアン・ラプソディ』の映画を観た。そしてまたまた号泣した。何度観てもいい映画だよなぁ。
今日は映画を観ながら、あることを思い出した。それは映画の前半のクライマックスになるアルバムを制作しているシーンを観ていたときのこと。
『オペラ座の夜』(原題:A Night at the Opera)というタイトルで、クイーンの4枚目のアルバムになる。クイーンの名声を世界的に定着させたアルバムだろうし、おそらくトップの売上だと思う。ボクもクイーンのアルバムでは最高作品だと思っている。
そして今回の映画のタイトルとなった『ボヘミアン・ラプソディ』もこのアルバムに収録されている。ちなみにその全曲を紹介しておこう。
・デス・オン・トゥー・レッグス
・うつろな日曜日
・アイム・イン・ラヴ・ウィズ・マイ・カー
・マイ・ベスト・フレンド
・’39
・スウィート・レディー
・シーサイド・ランデヴー
・預言者の唄
・ラヴ・オブ・マイ・ライフ
・グッド・カンパニー
・ボヘミアン・ラプソディ
・ゴッド・セイヴ・ザ・クイーン
なぜ曲名を列挙したかというと、ボクがこのアルバムを使ってあることをしていたから。それは中学生のときのこと。
この当時のアルバムは45分以内で収まっている。だからLPレコードをカセットテープにダビングするときは、45分テープか90分テープを使った。ほぼそれで問題なくどんなミュージシャンのアルバムでも録音できた。
この45分という時間に覚えはないだろうか? それは学校の授業時間とほぼ同じになる。そこでボクはあることを考えた。退屈な授業を一瞬で終わらせるという時間の魔法をあみ出した。
つまりこの『オペラ座の夜』を何度も聴くことによって、先ほど紹介したすべての曲を暗記した。そして脳内プレーヤーによってそれを順に再生できるようにした。イントロからブライアンのギターソロ、ロジャーのドラムでさえ完璧に覚えた。
嫌な授業が始まると同時に、1局目の『デス・オン・トゥー・レッグス』から始める。そして最後の『ゴッド・セイブ・ザ・クイーン』が終了すると、同時に授業が終わるチャイムが鳴る。
なんてバカな中学生だったんだろう。きっかけはこのアルバムだったけれど、これに味をしめて次々に記憶していった。だからクイーンならセカンドやサードアルバムだって、いまでも脳内再生できる。もちろんそれ以外にビートルズ、キッス、ジェフ・ベック等のアルバムも記憶した。
高校生になってもこんなことをやっていたから、勉強ができるわけがない。授業を聞いていないんだからね。この脳内再生に使った労力と記憶力を、もっと別のことに生かせなかったんだろうか? いまさら考えても無駄だけれどね〜www
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