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高羽そらさんインタビュー

絵画に憑依する悪霊

久しぶりにレディー・ガガが帰ってきた! 2016年に『ジョアン』というアルバムを出して以来、映画の『アリー/スター誕生』のサントラ盤が出ていただけで、本格的な新曲がリリースされていなかった。

 

ようやく今年はニューアルバムが出るらしく、その先行リリースしとして一昨日に『Stupid Love』という新曲が出た。前アルバムや映画のサントラでは、落ち着いたラブバラードが多かった。でもこの新曲は久しぶりに彼女らしいファンキーな曲になっている。映像もファンキーだよ!

 

 

 

そして、いまボクが注目しているのがドジャー・キャットという女性ラッパー。ニューアルバムはすでにリリースされていて、じっくり聴き込んでいる。そのアルバムから『Say So』という曲がシングルカットされている。この曲が耳について、ここのところボクの頭から離れない。

 

かなり変わったキャラのミュージシャンなので、これから面白いことをやりそう。この曲のミュージックビデオを見たら、きっとボクのようにこの曲が頭から抜けなくなるよ〜www

 

 

 

楽しい曲に取り憑かれるのはいいけれど、悪霊は困る。それも絵画に取り憑いて人間の命を狙うとしたら。

 

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『悪霊の島』下巻 スティーブン・キング著という小説。上巻については『喪失が引き寄せた超能力と悪霊』という記事で書いているので参照を。

 

建設業を営んでいた主人公のエドガー。だけど不慮の事故で片腕を失い、妻にも離婚されてフロリダで養生していた。ところがフロリダのデュマ・キーという島で暮らし始めたとたん、霊感を感じて絵を描くようになる。

 

その絵は素晴らしい出来で、ある種の能力を持っていた。霊感を感じてエドガーが絵を描くと、そのとおりのことが起きる。この能力によって、殺人鬼を拘置所で殺し、友人のワイアマンの脳に残された銃弾を消失させた。

 

ただなんとなく悪霊の匂いがする。上巻では彼の絵が認められ、個展を開くシーンで終わった。下巻が始まってしばらくは平和な雰囲気が続く。元妻ともよりが戻りそうな感じ。そして書いた絵は高値で売れた。

 

ところがそれこそが悪霊のワナだった。デュマ・キーの地主であるエリザベスという老女も、少女のころに馬車から落ちてエドガーのように脳に怪我を負った。そのことで島に隠れる悪霊を呼び込んでしまった。

 

その当時の黒人メイドの命がけの行動で、エリザベスはどうにかパーシーという名の女性の悪霊を封じ込める。ところが封じ込めた容器が損傷して、パーシーは復活していた。ただしエリザベスは認知症になっていて絵を描けない。それゆえ絵の才能があるエドガーがこの悪霊に呼び寄せられたということ。

 

下巻の3分の1くらいから、一気に物語の雰囲気が変わる。著者の代表作である『キャリー』や『シャイニング』を彷彿とさせるような内容。最悪なのはエドガーが描いた絵によって、イルサという最愛の娘がパーシーによって殺されてしまう。

 

くわしく書きたいけれどやめておこう。パーシーがどのように出現して、どうすれば封印できるのか。このあたりは実際に作品を読んでいくほうが圧倒的に面白い。ワイアマンたちの協力を得て、パーシーの謎を暴き、再び封印することに成功する。でもそれで終わらないのがスティーブン・キング。

 

最後の最後で、とんでもない仕掛けを用意していた。それは殺されたイルサに関わるもの。そしてすべてを終わらせるため、エドガーが人生で最後の絵を描く。

 

とにかく長い作品。下巻も読了するのに5日かかったから、合わせて10日ほど読んだことになる。だけど読み出したら止まらないので、ウイルス騒動で外出できないときの読書に最適だよ。かなり怖いけれどね。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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