猫の飼い方、間違ってない?
家を留守にするとき、我が家のミューナがどうして過ごしているか映像で見たいと思うことがあった。
過去形になっているのは、それは子猫のころのことだったから。大人になった猫は、どうせ寝ているに決まっている。ましてやミューナはもうすぐ14歳になるじいちゃんだから、映像を見てもほとんど同じ場所から動かないだろう。
でも飼い猫がどう過ごしているかについて、やはり飼い主たちは興味があるらしい。そこで猫の行動について大規模な調査をした結果が出ている。
猫の行動といっても、外に出している場合のこと。なんと6カ国900匹の猫について、GPSを装着することで外に出た猫の行動をチェックした。
その結果が、かなり笑える。
ほとんどの猫が、自宅から100メートル以内の場所にいたとのこと。まれにかなり遠方まで出かける猫もいるけれど、たいていは自宅周辺を散歩しているだけ。その理由は明らか。
飼い猫なので狩をする必要がない。そのうえ去勢や避妊手術を受けている猫が多いので、異性を求めてうろつく気にもならない。つまり飼い猫というのは、基本的に怠け者だということwww
想像できた結果なんだけれど、ボクがこの記事で驚いたのは、いまだに猫を外に出している人がこれほど世界中にいるということ。去勢や避妊は浸透しつつあるのに、自宅から出さないという飼育方法はあまり認知されていないらしい。
猫は習慣性の高い動物だから、外に出ることが日常になるとストレスがたまる。だけど子猫のときから家から出さないようにしたら、すぐにその環境に順応する。外に出さないなんて可愛そうというのは、人間の思い込みでしかない。
猫を外に出すメリットなんて皆無に等しい。いつどこで交通事故に遭うかわからないし、縄張り争いで怪我をすることもあるだろう。ノミ等の寄生虫を持って帰ることもあるし、他の猫から病気をもらう可能性も高くなる。
さらに近年になって警告されているのが、猫のハンターとしての性質。昔からネズミを取ることで猫を飼っている人が多かった。ヨーロッパの農家等では重宝されたのだろう。
でもいまは一般家庭の飼い猫が野生動物を襲うことで、生態系のバランスが崩れつつあるらしい。これほどデメリットがあるのに、『世界ネコ歩き』なんかを見ていたら、当然のように猫を外に出している人の多いこと、多いこと。
ボクがいつも行っているスーパーの近くに、めちゃ可愛い猫がいる。どこの家に住んでいるのかも知っている。だけど会うのはいつも屋外。ある日飼い主さんにお会いしたとき、その猫を指差して「うちの猫ですねん」と平然と語っておられた。
いやいや、そんなこと笑顔で言われてもマジで困る。あんな可愛いニャンコを、なぜ平気で自動車が走っているところに出せるのかわからない。飼い猫にすると決めた時点で、命を守る責任があるんだから。
お願いだからこれから猫を飼おうと思っている人は、自宅から出さないようにしつけて欲しい。それが命を預かるということだからね!
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